こんにちは、元公務員のユウです。

ケン
ケン

今年の試験に落ちてしまいました。公務員浪人をするか、就職するかで迷っています。

ユウ
ユウ

私も同じ立場でした。迷いはなかったのですが、親に相談するまでにいろいろ考えましたよ。そのときのことを全部書きます。

今回は、私が公務員浪人をした際に受験した時のことを書いていきたいと思います。

大学4年生の時に公務員試験を受験し、不合格となり、公務員浪人をすることを決めました。その時のことは全落ちした話に書いています。

先に結果を申し上げると、大学4年生の時よりも良い結果は出ましたが、希望通りの結果ではありませんでした。

今回の記事も自己紹介の内容の詳細となりますが、この結果から何か参考になればと思います。

この記事でわかること
  • 公務員浪人を決めた判断材料
  • 親への伝え方とお金のこと
  • 浪人中の1日の過ごし方
  • 受けた試験と結果
  • もう一度選ぶとしたら同じ選択をするか

公務員浪人を決めるまで

公務員浪人のチャンスは2回までと決めたことを示すバナー画像

まず、どうやって公務員浪人を決めたのかを書きます。ここが知りたくてこの記事にたどり着いた方も多いと思いますので、先にお伝えしておきます。

試験が終わった時点で決めていた

正直なところ、公務員浪人をすること自体に迷いはありませんでした。志望している官庁に絶対に入ってやる、という気持ちがとても強かったからです。

どれくらい迷いが無かったかというと、当時6月に集中して行われていた国家公務員・地方上級の試験が終わり、自己採点をした結果、合格は厳しいと分かった時点で、翌年も受験することを決めていました。

周りに相談して分かった「チャンスは2回まで」

それでも、一応は周囲に相談しました。特に親には念入りに話しましたし、インターネットで同じような境遇の人がいないかも調べました。

講師の方、大学の教授、友人、親、インターネットの記事。公務員浪人についてさまざまな意見がありましたが、共通していたのは「学生であれば一回なら浪人しても大丈夫ではないか」という考え方でした。

周りの意見で共通していたこと
  • 1回目は勉強時間が足りず、要領をつかめずに失敗することもある
  • その失敗を反省したうえで2回目に挑むのは悪いことではない
  • ただし親に金銭的な負担をかけるため、浪人は1回まで
  • そこで内定が出れば、志望順位が低くても就職する
  • 3回目以降に挑むなら自分のお金で挑むこと

つまり、学生で、親などのお金で挑むのであればチャンスは2回目までと考えた方がいい、ということです。

理由も聞きました。何回もチャンスがあると人は甘えてしまうため、2回目までと決めて覚悟を決めて勉強しろ、ということのようです。

すでに社会人の方であれば、自分でお金を稼いでいるため自分の責任で行うことになり、何回でも受ける自由はあります。ただ、ある程度「ここまでに合格する」という期限を決めた方がいいかもしれません。働きながらの勉強はキツいため、回数を決めておかないとダラダラと何回も受験する可能性があるからです。私が入国管理局にいて再度受験を決めたときも「あと1回だけ」と決めていました。

迷いはなかったが、不安は常にあった

迷いは無かったものの、不安はとてもありました。「来年受かるだろうか、落ちたらどうしよう」という気持ちが常にありました。

ただ、その不安を抱えていたからこそ、覚悟を決めて日々勉強できていたのかもしれません。

親への伝え方とお金のこと

親に伝えた3つのことを示すバナー画像

学生で浪人する場合、避けて通れないのが親への相談です。私がどう伝えたのかを書きます。ここは人によって事情が違いますが、伝えるべきことの中身は参考になると思います。

親に伝えた3つのこと

親には「来年もう一回だけ受けさせてほしい、これで最後にする」と言いました。併せて、金銭的に負担をかけてしまうことを謝りました。

親に伝えたこと
  • 来年もう一回だけ受けさせてほしい、これで最後にする
  • 金銭的な負担をかけることへのお詫び
  • 今回なぜ落ちたのか、その原因と、どう克服するか
  • 次でダメなら公務員試験は諦め、民間企業への就職活動をする

負担をかけるのは親ですから、自分の意思を伝えたうえで、今回なぜ落ちたのか、何が原因なのか、浪人することでどう克服していくのかを、しっかり説明しました。

「次を最後にして、これでダメなら諦める」と伝えたのは、自分自身で覚悟を決めるという意味が強かったです。親に宣言することで、自分にも言い聞かせていたのです。

親からは「それだけ覚悟を決めているなら、もう一回チャレンジする価値はある、無理はせず、頑張るんだぞ」と、浪人することを納得してもらえました。

バイトを再開するか相談した

恥ずかしながら、お金は親に甘えていました。大学2年生まではバイトをしていましたが、大学3年生から公務員講座が始まり、講義がかなり多く、講義以外の時間もほぼ勉強に充てるためバイトを辞めたからです。

合格して内定をいただけていればバイトを再開する予定でしたが、浪人することで再開は厳しくなりました。さすがにそこまで甘えるのはまずいと思い、バイトを再開するかどうかも親に相談しました。

親の答えはこうでした。「覚悟を持って公務員浪人をするのだから、中途半端なことはしてはいけない、来年までなら何とかなるから、お金のことは心配せず、試験勉強に集中しなさい」。

本当にありがたかったです。我が家は決して裕福ではなく、家計的には厳しかったと思います。この言葉をもらえて、「絶対受からなければ」という覚悟がより強くなりました。

講師と友人が言ってくれたこと

浪人することは、講師の方や友人にも話しました。

講師の方からは「公務員浪人という選択は悪くない、ただ、親にはしっかりと相談することと、次は合格するように覚悟を持って臨まないといけないよ、頑張って」というアドバイスでした。

友人からは「この先数十年働いていく職場を決めるわけだから、1年くらい浪人しても問題ないよ、頑張ろう」と言ってくれました。

みんなが応援してくれて、とてもありがたかったです。特に講師の方の言葉は、浪人という選択は肯定しつつ、親への相談と次への覚悟を求めるもので、とても気が引き締まりました。

浪人中の1日の過ごし方

浪人中は朝6時起床で1日8時間勉強したことを示すバナー画像

浪人を決めたあと、実際にどう過ごしていたのかを書きます。大学4年生の10月に市役所の試験が終わってから、翌年6月に試験が始まるまでの期間です。この期間の平均の勉強時間は1日8時間くらいでした。

朝6時起床で1日8時間

この時期は大学の講義も終わっていたため、ほとんどの時間を勉強に充てることができました。

ただ、楽だったわけではありません。周囲で就職先が決まっている人たちは本当に自由な時間を過ごしています。そのような人たちを横目に勉強し続けることは、とても辛かったです。

本当はもっと勉強時間を取るべきだったのかもしれません。ただ、気持ちの面を考えると8時間が限界でした。

勉強場所を3つに分けた

ずっと同じ場所にいると集中が切れるため、場所を移動しながら勉強していました。大学を卒業するまでは大学の施設を、卒業後は「自宅」「市立図書館」「自習スペースのある市の施設」を使っていました。

ユウの1日(公務員浪人中)
  • 朝6時に起床
  • 自宅で1時間
  • 市立図書館で3時間
  • 自習スペースのある施設で3時間
  • 自宅で1時間

日によっては、先に自習スペースのある施設で3時間、そのあと市立図書館で3時間、自宅で3時間という順番にしていました。

大学を卒業するまでは、自宅で1時間、電車で1時間、大学の図書館または自習室で4時間、電車で1時間、自宅で1時間という流れでした。移動の時間も勉強にあてていたことになります。

夜30分のランニング

リフレッシュとして、夕食後に30分程度のランニングをしていました。

8時間勉強して、運動でリフレッシュする。この組み合わせでモチベーションを保っていました。勉強だけの生活にしてしまうと、気持ちが先に折れてしまいます。

ケン
ケン

1日8時間と聞くと身構えますが、場所を移動しながらだと続けられそうです。

ユウ
ユウ

同じ席に8時間座り続けるのは無理ですよ。移動そのものが気分転換になりました。

公務員浪人中に受験した試験

浪人中に受けた試験と結果を示すバナー画像

公務員浪人の後に受験した試験は以下のとおりです。

  • 国家総合職
  • 国立大学法人
  • 裁判所
  • 国税局
  • 国家公務員一般職
  • 愛知県庁

大学4年生の時とほぼ変わりませんが、「社会福祉協議会」「岐阜県警」「道路公団」「小中学校事務職員」「市役所」は受験しませんでした。

なお、この浪人の1年で苦手科目にどう向き合ったのかは、経済学の経験談に書いています。大学4年生のとき・浪人のとき・働きながらのときで、使った問題集と進め方がどう変わっていったのかをまとめました。

市役所については、最終的に入国管理局から内定をいただいたため結果的に受験しなかったのと、他の試験については志望順位が低く、もともと試験の経験を積むために受験するという意味合いが強かったため、今回は本命の試験に集中するために受験はしませんでした。

試験の際は、公務員浪人ということで「ここで合格しなければ完全に無職。後が無い」という気持ちでとても緊張していたのを覚えています。

結果

いくつか合格することができ、大学4年生の時と比べると良い結果を出すことができました。

1次試験の結果

試験1次試験
国立大学法人合格
国税局合格
国家公務員一般職合格
裁判所不合格

志望順位の高かった裁判所は残念ながら不合格でしたが、他の試験はいくつか合格することができました。全部合格ということはできませんでしたが、合格という結果を出せたことは本当に嬉しかったです。

2次試験・官庁訪問

合格した試験は、もちろん2次試験を受験しました。面接や官庁訪問等、1次試験の時と違い、動くことがとても多くなりました。面接や官庁訪問の内容については、また別の記事で詳しく書かせてもらいます。

2次試験の結果

2次試験について、合格したのは「国家一般職」だけでした。今回2次試験を受験した試験の中で、最も志望順位が高かったのは「国税局」でした。

志望順位が最も高かった国税局が不合格で、当初それほど志望順位が高くなかった国家一般職には合格する、という皮肉な結果になり、この結果にはかなりショックを受けました。国家一般職はもともと志望順位が高くなく、官庁訪問もそこまで力を入れて行っていなかったため、正直なところ半端な状態での合格でした。

国家一般職合格後の官庁訪問では、国立病院機構(単体の試験ではなく、当時は国家一般職の官庁訪問先の1つでした。現在は官庁訪問先ではないようです)を訪問し、そこから内定を出す旨のお話をいただいていました。ただ、今後どうするかはかなり悩みました。

悩んでいた中での連絡

しばらく悩んでいたところ、ある日入国管理局から電話をいただきました。内容は「就職は決まっているか、もし決まっていなければ面接に来ないか」というものでした。

入国管理局は法務省の管轄です。私は法学部出身のため、今まで勉強したことを特に活かせるのではないかと思いました。また、「入国管理局」という名前がかっこいい……というのもあり、面接を受けさせてもらい、内定をいただきました。

このときのように、訪問していない官庁から後になって連絡が来ることがあります。同じように後から内定が出た例を3つ集めて内々定がない場合にまとめました。官庁訪問で内々定がもらえなかった方は、あわせて読んでみてください。

就職してからの迷い

入国管理局に就職してから、日々やりがいを感じながら仕事をしていましたが、徐々にふつふつと感じ始めたことがあります。

「やっぱり、裁判所や国税局の仕事をしてみたい」

はじめはそこまでこの思いは強くなかったのですが、日々強くなっていき、最終的にもう1度公務員試験を受験することを決めます。

浪人してよかったか

もう一度選んでも同じ選択をすることを示すバナー画像

結果として入国管理局に就職することになりましたが、浪人という選択そのものをどう思っているか。ここは正直に書きます。

もう一度選ぶとしたら

私は浪人して良かったと思っています。合格という結果があったからというのもありますが、それだけではありません。

浪人して勉強したことで、1年目の反省点を克服することができました。得点はできるようになっても苦手な科目はまだまだありましたが、それでもほぼ万全の状態で受験できました。

もう一度選ぶとしたら、間違いなく同じ選択をします。ただし周囲の理解や協力、特に親の理解や協力が無ければできないことです。協力していただける環境であれば、という条件はつきます。

浪人を勧められる人

どういう人に勧められるか。判断は2つだと思います。

浪人を考えるときの2つの判断
  • もう一年、覚悟を決めて頑張れるか
  • 親の理解や協力が得られるか

社会人で収入のある方であれば、自分のお金を使うため、どのような選択をするにも自分が納得できれば問題ありません。

学生の場合は、浪人は自分だけの問題ではなく親にも負担をかけることになります。それを踏まえて覚悟を決めて勉強する意思があり、親も協力してくれるのであれば、浪人を勧めます。

浪人以外の選択肢もある

人それぞれ環境は違います。家庭の状況で浪人ができないこともあると思います。それは仕方のないことですし、問題はありません。

たとえば、民間企業で働きながら再度受験することもできます。私の同期には、そうやって働きながら公務員になった人が山ほどいます。民間企業で働くことで、民間の知識を持って公務員になることもできます。それもまた良い選択肢です。

浪人すれば勉強時間を確保して集中するにはとてもいいですが、その時の状況に合わせて選択肢はいくらでもあります。周囲に相談し、自分でも考えて、自分に合った答えを出していただけたらと思います。

なお、私自身はこの後、入国管理局で働きながらもう一度受験しています。そのときの話は働きながらの受験に書きました。

公務員浪人のよくある質問

公務員浪人についてのよくある疑問をまとめた章のバナー画像

最後に、公務員浪人について聞かれることの多い質問をまとめました。いずれも私自身が当時悩んだことです。

公務員浪人は何回までしてよいですか

学生で親に金銭的な負担をかける場合は、2回目までと考えたほうがよいと思います。私が相談した講師の方、大学の教授、友人、親の意見で共通していたのがこれでした。何回もチャンスがあると人は甘えてしまうためです。社会人で自分のお金で挑む場合は何回でも自由ですが、「ここまでに合格する」という期限は決めておいたほうがよいと思います。

浪人するかどうか、何で判断すればよいですか

判断は2つだと思います。もう一年、覚悟を決めて頑張れるか。そして親の理解や協力が得られるか。学生の場合、浪人は自分だけの問題ではなく親にも負担をかけることになるためです。この2つが揃うのであれば、浪人という選択は悪くないと思います。

親にはどう伝えればよいですか

私は4つのことを伝えました。もう一回だけ受けさせてほしいということ、金銭的な負担をかけることへのお詫び、今回なぜ落ちたのかという原因とどう克服するか、そして次でダメなら民間企業の就職活動をするということです。特に「なぜ落ちたのか」と「どう克服するか」は、浪人して結果が変わる見込みを説明するために必要でした。

浪人中は1日どれくらい勉強していましたか

平均で1日8時間くらいです。朝6時に起床し、自宅で1時間、市立図書館で3時間、自習スペースのある施設で3時間、自宅で1時間という流れでした。同じ場所に座り続けるのは難しいため、場所を移動しながら進めていました。

勉強だけの生活になってしまいませんか

私は夕食後に30分程度のランニングをしていました。8時間勉強して、運動でリフレッシュする。この組み合わせでモチベーションを保っていました。勉強だけの生活にしてしまうと、気持ちのほうが先に折れてしまいます。

浪人中、つらかったことは何ですか

周囲で就職先が決まっている人たちが自由な時間を過ごしているなか、それを横目に勉強し続けることが一番つらかったです。また「来年受かるだろうか、落ちたらどうしよう」という不安は常にありました。ただ、その不安があったからこそ覚悟を決めて勉強できていたのかもしれません。

家庭の事情で浪人できません。どうすればよいですか

それは仕方のないことですし、問題はありません。民間企業で働きながら再度受験する方法もあります。私の同期には、そうやって働きながら公務員になった人が山ほどいます。民間で働くことで、民間の知識を持って公務員になることもできます。それもまた良い選択肢です。

まとめ

記事のおさらいをする章のバナー画像

今回の体験談では、私が公務員浪人を決めるまでの経緯と、浪人中の過ごし方、そして受験した試験の結果について書かせてもらいました。

この記事のおさらい
  • 学生で親の負担なら、浪人のチャンスは2回目までと考える
  • 親には「なぜ落ちたか」と「どう克服するか」まで説明する
  • 浪人中は1日8時間、場所を3つに分けて勉強した
  • 夕食後の30分のランニングでリフレッシュした
  • もう一度選ぶとしても、同じ選択をする

大学4年生の時の試験からさらに1年勉強し、いくつか合格できたものの、志望順位の高い国税局は2次試験で不合格。入国管理局から内定をいただき働いていたものの、もう1度公務員試験にチャレンジすることを決めました。

結果を見た時、「人生は本当にうまくいかないな」と落ち込んでいましたが、その後立ち直り、働きながら勉強を開始します。

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もう一年勉強すると決めたなら、次に考えるのは「予備校に通うか、独学でいくか」です。私は大学時代は予備校、働きながらの受験は独学と、両方を経験しました。費用や続けやすさは予備校と独学の比較にまとめています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。