官庁訪問は内々定をもらうためにとても大切な試験となります。そのため、他の試験と同様にしっかりと対策を取らなければなりません。ただ、通常の面接試験と少し違うため、行うべき対策も変わってきます。

こんなことが気になりませんか
  • 予約の電話をかける時期
  • 面接を予約する日付
  • 合同説明会の重要さ
  • 訪問する官庁の数
ケン
ケン

官庁訪問って、面接の中身さえよければいいんですよね。

ユウ
ユウ

それが違うんです。電話をかけた早さや、予約した日付でも差がつきます。

ケン
ケン

面接が始まる前から、もう勝負が始まっているということですか。

ユウ
ユウ

そういうことです。私はそこで失敗して、今でも反省しています。

前回の記事 官庁訪問とは では、官庁訪問がどういうものなのかを書かせてもらいました。今回の記事では官庁訪問のテクニックについて書かせてもらいます。少しでも内々定をもらいやすくするため、私の受験生の頃の経験を基に、どのように動くと有利になるのかを解説していきましょう。

内々定に近づく3つの動き方

官庁訪問では電話は解禁と同時にかける

官庁訪問では1次試験合格後に、自分から入りたい官庁へ電話をして面接の予約をします。始めから日程が決まっていて、一斉に行う一般的な面接試験とは少し違う形です。そのため、面接の結果だけでなく、予約の段階から他の1次試験合格者と競争をすることになります。私が当時の官庁訪問の経験から、気をつけるべきことを3つ挙げていきます。

内々定に近づく3つの動き方 すぐ電話する 早い日に予約 説明会に出る
内々定に近づく3つの動き方

この3つに共通することとして、その官庁に入りたいという気持ちを行動で示すということが挙げられます。それぞれ詳しく説明していきましょう。

すぐに電話をかける

予約の電話ですが、官庁訪問が解禁されたらすぐに電話をしてください。各官庁の予約ができる枠は決まっているため、すぐに電話をしないと予約のできる枠はどんどん埋まっていきます。

次の「予約はできる限り早い日に」につながりますが、早い日に予約を取るためにも、とにかくすぐに電話をしてください。

予約はできる限り早い日に

予約はできる限り早い日付で取るようにしてください。どの官庁も面接の日は複数あることが多いです。その中でもできる限り早い日付で予約を取ってください。1番早い日がベストです。

実際に統計がとられたわけではありませんが、早い日程の方が内定が出やすいと言われています。面接の内容ももちろん大切なのですが、素早く電話をして、早い日付で予約を取るというやる気を示すことが評価につながっていると言われています。

面接の日で温度感が変わった話

面接が行われる日付によって面接官の温度感が違うのではないか、という出来事があったため、その時のことを書いていきます。これは私が2回目の公務員試験の受験の際の官庁訪問の話ですが、とある官庁への予約を行いました。

その官庁は集団面接を行なっていて、予約を取れる日が数日間ありました。私はその官庁についてそこまで志望順位は高くなく、なんとなく申し込んだ形だったため、都合が良かった最終日を選びました。

当日面接に行き、面接を受けます。質問を受け、1人ずつ答えていきます。1問1答といった感じで、面接はサッサっと進んでいき、あっという間に終わりました。その後、その官庁からは連絡はありませんでした。不合格ということです。あっけなく終わったなぁ、と感じたことを覚えています。

その後、公務員試験を受け、国家一般職で私と同じ官庁を訪問したという後輩がいたため、話をしました。後輩はその官庁が第1志望で、すぐに電話をして面接は初日に予約を入れたそうです。面接はとても盛り上がり、1人1人が熱意を持った回答をしていたようです。面接官もそれに対してどんどん質問をしていたとのこと。

面接の日で変わったこと 最終日に予約した私と初日に予約した後輩の比較
同じ官庁でも面接の日でこれだけ違った
ケン
ケン

同じ官庁なのに、まるで別の試験みたいですね。

ユウ
ユウ

驚きましたよ。そして後輩は、その官庁から内々定をもらいました。

その日の面接官や受験生によって雰囲気等は変わると思いますが、早い日付の方が内々定をもらいやすい傾向にあるようです。もともとこの話は、大学の公務員講座の先輩方からもよく聞く話でした。

実をいうと、私はそのような話を聞いていながら「そんなことはないだろう」と最終日に予約をしてしまった結果、このようなことになってしまいました。当時のことは今でも反省しています。皆さんはできる限り早い日付で面接の予約を入れましょう。

官庁合同説明会には極力参加する

1次試験の受験者や、1次試験の合格者を対象とした官庁合同説明会が毎年開催されます。この説明会には極力参加してください。当時私が参加した説明会は1次試験合格者を対象としていました。エリアによって対象となる参加者は違うようです。

説明会では多くの官庁が参加します。おそらく官庁訪問の対象となる全ての官庁だと思います。各官庁、説明を行う時間が決まっていて、1日で数回行う形でした。

説明会に出ておくと何が起きるか
  • 各回の人数が少なく人事担当者との距離が近い
  • 顔を覚えてもらいやすくなる
  • 参加した記録が残る
  • 面接で説明会の話ができる

極力参加してくださいという理由ですが、この説明会は各回参加する人数が少数であり、人事担当者との距離がとても近くなります。そのため、顔を覚えてもらいやすくなるのです。

また、現在も同じように行なっているか分かりませんが、参加する際に名前を記入します。参加人数の把握がメインだとは思いますが、参加したという記録が残ることはとても大きいです。のちに官庁訪問で面接を受けた際にも説明会に参加した話をすることができ、記録も残っているため、それだけその官庁に入りたいという想いを伝えることができます。

説明会の開催場所は、私が受験した当時は大原専門学校の名古屋校で行われていましたが、現在は違うようですね。説明会の内容も少し変わっているかも知れませんが、とても大切な説明会となります。予定を調整して、極力参加するようにしてください。

ユウの反省と後悔

視野が狭いと後悔する

先ほど面接の予約を最終日で取ったことを反省したと書きましたが、もう1つ、反省と後悔をしていることを書きたいと思います。それは官庁訪問した数が少なすぎたということです。当時の私は志望していた官庁のことしか見えておらず、他の選択肢を自分で潰してしまっていました。

訪問したのは3つだけだった

私が官庁訪問を行ったのは法務局、防衛省東海防衛支局、国立病院機構の3つでした。公務員講座の仲間はみんな、大体5か所は訪問していました。

なぜ少ないかと言うと、めんどくさかったという理由です。私の中で志望順位が高かったのは国税局でした。そのため、国家一般職の官庁訪問先にあまり興味がわかず、なんとなく3つの官庁を予約して訪問したという形になります。

もっとまわればよかった官庁

今となって思うことは、もっとまわっておけば良かったな、ということです。例えば検察局や公安調査局。この2つの官庁は法務省管轄で法律の知識も役に立ちそうですし、公安調査局は合同説明会で話を聞いていて、結構面白そうでした。

検察局については検察事務官から副検事というステップアップも可能で、司法試験に合格しなくても法曹の仕事が可能です。大変そうですが、やり甲斐もとてもありそうですね。

ケン
ケン

説明会で面白そうだと思ったのに、行かなかったんですね。

ユウ
ユウ

行かなかったんです。国税局のことしか頭になかったので。

視野が狭くなっていた

当時の私は国税局を意識するあまりとても視野が狭くなっていて、後から後悔をすることになりました。皆さんに私と同じ失敗をしないように伝えておきます。

志望している官庁があったとしても、色々な官庁に目を向けて、興味があれば官庁訪問を行なってください。どの官庁にどんな仕事があるのかは 公務員の種類 でも整理しました。

官庁訪問のテクニックのよくある質問

官庁訪問のテクニックのよくある質問

ここまでで動き方の全体像は見えてきたと思いますが、実際に電話をかける場面を思い浮かべると迷いが出てくるはずです。最後に、官庁訪問の動き方についてよく出る疑問をまとめておきます。

予約の電話はいつかければよいですか

官庁訪問が解禁されたらすぐに電話をしてください。各官庁の予約ができる枠は決まっているため、すぐに電話をしないと予約のできる枠はどんどん埋まっていきます。

面接の予約はどの日を選ぶべきですか

できる限り早い日付で、1番早い日がベストです。実際に統計がとられたわけではありませんが、早い日程の方が内定が出やすいと言われています。素早く電話をして早い日付で予約を取るというやる気を示すことが、評価につながっていると言われています。

本当に面接の日で結果が変わるのですか

私の経験では、同じ官庁で最終日に予約した私は1問1答であっさり終わり連絡なし、初日に予約した後輩は面接が盛り上がって内々定でした。その日の面接官や受験生によって雰囲気は変わると思いますが、早い日付の方が内々定をもらいやすい傾向にあるようです。

官庁合同説明会には行くべきですか

極力参加してください。各回の参加人数が少数で人事担当者との距離が近く、顔を覚えてもらいやすくなります。参加する際に名前を記入するため、参加したという記録も残ります。

説明会に出ると面接で有利になりますか

官庁訪問で面接を受けた際に、説明会に参加した話をすることができます。記録も残っているため、それだけその官庁に入りたいという想いを伝えられます。

官庁訪問は何か所くらいまわるべきですか

私は3つしかまわらず、後悔しています。公務員講座の仲間はみんな大体5か所は訪問していました。志望している官庁があったとしても、色々な官庁に目を向けて、興味があれば官庁訪問を行なってください。

官庁訪問のテクニックのまとめ

官庁訪問のテクニックのまとめ 想いは行動で伝わる

今回の記事では、官庁訪問のテクニックについて書かせてもらいました。官庁訪問で少しでも内々定をもらいやすくするために大切なことは3つあります。

この記事の振り返り
  • 解禁されたらすぐに電話をかける
  • 予約は1番早い日を取る
  • 官庁合同説明会には極力参加する
  • 色々な官庁に目を向けてまわる

どれも人事担当の方に、その官庁へ入りたいという想いや、やる気を示すことに繋がります。面接で話す内容もとても大切だと思いますが、それと併せて、その官庁へ入りたいという想いとやる気を示し、少しでも内々定をもらいやすくなるように頑張りましょう。

また、私と同じような後悔をすることの無いよう、色々な官庁に目を向け、少しでも興味があるようであれば官庁に行くととても良いと思います。面接そのものの形式については 面接試験の種類 を、対策の進め方については 面接試験の対策 をご覧ください。

なお、官庁訪問をしたのに希望の官庁から内定をもらえなかった場合にどう動くべきかは 内々定がない場合 に書きました。今その状況にある方は、そちらを先に読んでください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。