公務員試験は予備校と独学どちらがいい?経験者が徹底比較
こんにちは、元公務員のユウです。
前回の記事(公務員試験の日程一覧|国家公務員・地方公務員の時期を解説)では、公務員試験の勉強を始めるにあたってやるべき5つ目の「試験の日程を確認する」について書かせてもらいました。今回の記事では、6つ目のやるべきことである「予備校へ通うか、独学で勉強するか決める」について書かせてもらいます。
公務員試験の対策を行うにあたって、予備校を利用するか、独学で勉強するか、とても重要な選択となります。
私自身は予備校を利用し、公務員試験の対策を行いました。公務員試験は範囲が広く、筆記試験だけではなく、面接試験の対策も必要となります。
自分で対策が行える人もいると思いますが、できるならプロである予備校の力を借りる方がいいと私は感じます。
私が大学時代に公務員講座を受講した時や、入国管理局に在職中に独学で勉強した時の経験をもとに、予備校を利用して良かったことや、どのような人が予備校を利用した方がいいのか、説明していきたいと思います。
公務員講座(予備校)を使った大学時代の話
私は大学3年生から大学の公務員講座を受講して公務員試験に向けて勉強を始めました。大学の公務員講座ですが、中身は予備校の公務員講座と同じです。
講座を受講せずに独学で勉強するという選択もあり、少し悩みましたが、最終的に公務員講座を受講することを選びました。
それなりに受講料がかかり、大学生の私には大きな出費でしたが、公務員講座を受講して良かったと感じています。なぜ良かったのか、具体的に書いていきたいと思います。
勉強のカリキュラムが組まれている
公務員講座では予備校が勉強のカリキュラムを組んでくれています。そのカリキュラムに従って講義を受けていけば試験の日までに試験範囲の勉強を終わらせることができます。
以前の記事に書かせてもらいましたが、公務員試験の試験科目はとても多く、範囲が広いです。
私は計画を立てたりするのが苦手なので、長期間にわたる試験勉強の計画を、予備校に組んでもらえたのはとても心強かったです。
テキストや問題集を用意してもらえる
テキストや問題集を予備校が用意してくれます。公務員試験は試験科目が多いのに合わせてテキストもかなりの数になります。
公務員試験の対策のためのテキストはかなりの数が販売されています。その中からテキストを選ぶのはとても大変です。予備校が厳選して選んでくれたテキストが用意されるため、自分で探す必要がありませんでした。
分からないところを講師に質問できた
私は特にですが、勉強について理解力があまりありません。そのため、講義を聴いたとしても後からどんどん分からないところが出てきます。
公務員講座では講師の先生に分からない所について質問することができ、とても助かりました。
面接や集団討論の対策の講義も受けることができた
筆記試験だけでなく、面接や集団討論の対策の講義も受けることができました。
公務員講座のカリキュラムにもよりますが、基本的には面接や集団討論の対策も入っていることが多いと思います。私が受講した公務員講座には入っていました。
面接や集団討論の対策は1人で行うことはまずできません。予備校の講師の方たちのプロの目線で対策を行っていただき、とても効果がありました。
試験以外にも色々な情報を得ることができた
公務員講座では試験対策の授業を受けることがメインとなりますが、試験以外にも説明会や職場見学等の情報も得ることができました。
説明会や職場見学に参加することはモチベーションの維持等、特に大切です。うっかり見逃しがちな情報のため、これらを得ることができることはとても有利になると感じました。
受講生どうしで仲間ができた
私が特に良かったと感じたことですが、公務員講座では自分と同じように公務員試験を目指す人が集まります。
そのため、受講生どうしで仲間ができ、一緒に頑張ることで勉強のモチベーションを高めることができました。情報交換を行ったり、悩んでいることを相談したり、受講生どうしで励まし合って日々頑張っていました。
当時の仲間たちはそれぞれ別の官庁や役所に就職していますが、今でも連絡を取り合っています。一生の仲間と言ってもいいと思います。
ここまでで、私が公務員講座を受講した時に感じた良かったことを書かせてもらいました。次は私が入国管理局に在職中に3回目の受験を行った時のことを書かせてもらいます。
働きながら独学で学んだ時の話
私が入国管理局に在職中に再度公務員試験の勉強を行い、受験しました。3回目の受験にあたっては、予備校の公務員講座は利用せず、独学で勉強を行いました。
結果としては志望していた国税専門官に合格はできましたが、非常に不安の多い1年間だったことを覚えています。その時に感じたことを具体的に書いていきます。
勉強の計画を立てる
まず最初に私は勉強の計画を立てることにしたのですが、もともと計画を立てることが苦手だったため、とても苦労しました。
幸い3回目の受験ということで試験範囲は理解していたので、年間を通してどのように科目を勉強していくのかを決め、それに基づいて勉強していくこととしました。
途中で修正することもあったため、正しく計画できているか、ずっと不安を感じていたことを覚えています。
テキスト・問題集選び
大学での公務員講座の時のテキストをそのまま使ってしまおうかとも思いましたが、数年経過しているため、内容が変わっていることもあります。
そのため、1からテキストを買い直すこととしました。何を使うべきか、書店に行って実際に内容を確認し、色々なテキストや問題集を比較しました。最終的に「スーパー過去問」シリーズを使うことに決めましたが、決めるまでに少し時間がかかりました。
モチベーションの維持
計画を立て、テキストや問題集を揃えたため、後はひたすら勉強をするだけなのですが、そこでも1つ問題がありました。勉強をしようというモチベーションの維持です。
これは私自身に問題があるのですが、私は勉強があまり好きではありません。仕事が終わり、疲れて帰ってきたところで勉強をする気がなかなか起きません。「今日は疲れたし、いいかな」「明日頑張ろう」という気持ちが出てきてしまいました。
独学のため、講座の講義の時間が決まっているわけではありません。そのため、勉強をする時間は自由に決められます。自由に決められるために、サボることも自由となります。
その後、勉強時間をいつにするのか等、自分の中でしっかりと予定を決めて勉強する時間を確保しましたが、モチベーションを上げるのはとても大変でした。
どのような人が予備校を使うべきか
ここまでで、大学生の時に公務員講座を受講した時と、入国管理局に在職中に独学で勉強をした時の話を書きました。これらの経験を踏まえて、どのような人が予備校を使うべきなのか、私の考えを書いていきます。
初めて公務員試験を受験する人
公務員試験は年単位で勉強する必要があります。勉強の計画を立てる、テキストや問題集を用意する、説明会等の情報収集、面接や集団討論の対策等……。
初めて公務員試験を受験する方で、これらのことを自分で調べながら行うことはとても大変です。公務員講座の受講料はそれなりにしますが、公務員は一生の仕事になります。多少お金がかかったとしても、受講する価値は十分あると思います。
意思が弱い人
まさに私に当てはまりますが「働きながら独学で学んだ時の話」で書きましたように、独学の場合は自分で計画を立て、自分で勉強を進めていくこととなります。
意思が弱いと計画を立ててもそれ通りに取り組むのは難しく、勉強をサボったりすることもあります。公務員講座では初めからカリキュラムが組まれているため、従うしかありません。
そのため、公務員講座のカリキュラムに従い、無理矢理にでも勉強を行うため、意志の弱い人は予備校を利用した方がいいと思います。
また、公務員講座の受講料を払うことで「お金を払って申し込んだのだから、頑張ろう」という気持ちも芽生えてくることが多いです。私はそのような気持ちが芽生えました。
無理やりモチベーションを上げるような形にはなりますが、この先何年も継続して勉強するわけではなく、公務員試験の勉強は長くて1年から1年ちょっとくらいです。「この期間だけは合格のために頑張ろう」と覚悟を決めて臨んでも全然問題は無いと思います。
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入国管理局にいた頃の同僚の話
少し話が変わりますが、ここで私が入国管理局にいた頃の同僚の話をしたいと思います。
その人は独学で勉強し、入国管理局へ就職しました。志望していたのは県庁と裁判所事務官です。公務員試験の対策については独学で行うこととして、予備校の公務員講座を利用する気はなかったそうです。
勉強についてはとても自信のある人で、それもそのはず、日本ではトップクラスの国立大学出身なのです。話を聞いていくと、とても羨ましい話ばかりで、筆記試験については全て合格したそうです。さすがだなと思いました。
面接試験での後悔
そのようなすごい人なのですが「公務員講座を利用しておけばよかった」ということを口にしていました。
理由を聞いたところ、筆記試験は問題なく合格したものの、面接試験でことごとく不合格となってしまったようです。面接試験についても筆記試験と同じく対策の本を読み、しっかりと対策を行ったようですが、それでも不合格となりました。
同僚が言うには「面接試験の対策は本を読めば大体は知ることができるが、それではあまり効果が無く、実際に面接を行わないと意味がない」。面接だけでも公務員講座で対策を取るべきだった、という後悔を口にしていました。
国立大学出身のとても優秀な人でもこのようなことを感じることがあることを知り、公務員試験は筆記試験から面接試験までまんべんなく対策を取る必要があるということを再認識しました。
繰り返しにはなりますが、公務員の仕事は一生の仕事となります。後悔の無いようにしっかりと対策をとっていくことが大切です。
まとめ
今回の記事では、公務員試験の勉強を始めるにあたって6つ目のやるべきことである「予備校か独学か決める」について書きました。
予備校の公務員講座を受講することには多くのメリットがあります。公務員試験では筆記試験や面接試験等、多くの対策を行わないといけません。
そのため、多くの情報を持つ予備校の力を借り、公務員試験の対策を行っていくことはとても良い選択だと感じます。自分に合う方を選び、対策を始めていただけたらと思います。
次の記事では、公務員試験の勉強を始めるにあたって7つ目のやるべきことである「計画を立て、勉強を始める」について書いていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
