机に向かっても勉強する気が起きない。このままで合格できるのか不安になる。長く勉強を続けていれば、誰にでもそういう時期は来ます。今この記事を開いている方も、その最中かもしれません。自分の意志が弱いからだと思ってしまいがちですが、そうではありません。毎日机に向かい続けていれば、気持ちが切れるのはむしろ当たり前のことです。

この記事で書くこと
  • 集中が切れたときの場所の変え方
  • やる気が下がり切ったときの休み方
  • 下がり切る前の休憩の取り方
  • 不合格から立ち直る手順
ケン
ケン

勉強しなきゃいけないのに、まったく手につきません。

ユウ
ユウ

私もそうでした。机に向かっても勉強する気が起きない時期がありましたよ。

ケン
ケン

そういうとき、どうやって戻したんですか。

ユウ
ユウ

1日だけ完全に休みました。それで戻りました。

この記事では、私が受験生のときに実際にやっていた4つの方法を書いていきます。うまくいった話だけではありません。休まずに根性で続けようとして限界が来た話も、不合格のあと3日間眠れなかった話も、正直に書きます。同じところで止まっている方の手がかりになれば幸いです。

勉強する場所を変える

2時間ごとに勉強場所を変える

1つ目は、いちばん手軽にできる方法です。自宅、大学、図書館等、定期的に勉強をする場所を変えることで気分転換になります。やる気が完全に落ちる前の、日々の集中力の話です。私は1日のうちに4〜5か所を移動しながら勉強していました。その組み方も書いていきます。

一か所で粘らずに移動する

一ヶ所で勉強をし続けると集中力が切れやすくなることがあります。場所を変えることで気持ちをリフレッシュすることができ、集中力を維持することができました。

私の場合は一カ所で勉強していると集中力が切れやすくなります。特に家では集中するのが難しいです。そのため、家で勉強するのは少しの時間だけにして、家以外の場所で勉強することが多かったです。

ユウが使っていた勉強場所

私の勉強場所は「自宅」「電車の中」「大学の自習室」「大学の図書館」「市立図書館」「自習スペースのある市の施設」をメインに使っていました。

大学時代の1日の勉強場所 自宅 電車 図書館 自習室と解く科目
大学生のときの1日。帰りの電車でもう1時間解いていました

大学生の時は、朝「自宅で1時間」、大学へ向かう「電車の中で1時間」、大学へ到着後「図書館で2時間」「自習室で2時間」、大学の帰りの「電車の中で1時間」というように勉強する場所を変えていきます。

電車は通学に必要なため、勉強場所として選んでいるわけではないですが、電車の移動中は集中しやすかったです。大学へ行く必要のない休日も、私はあえて大学へ行き、電車の中や大学の図書館で勉強していました。また、大学を卒業後は、家で少しだけ勉強したら市立図書館や市の施設の自習スペースをメインに使って勉強していました。

場所ごとに解く科目を変える

数時間勉強するのであれば、大体2時間ごとに場所を変えて勉強すると集中力を維持しやすいと感じます。また、場所を変えるごとに勉強する科目を変えても良いと思います。

私の大学時代のルーティンとしては、家では「文章理解」、電車の中では「暗記する知識分野の科目や専門科目」、大学の図書館や自習室では「数的処理やミクロ経済学、マクロ経済学の計算する問題のある科目」というように勉強していました。

座って集中して勉強できる環境の図書館や自習室では苦手な科目、集中できるけれど座れなかったり、乗り換え等で中断する環境では暗記する科目、というように大まかに決めていました。どの科目にどれだけ時間を割くかは 勉強計画の立て方 で逆算する方法を紹介しています。

やる気が下がったら1日休む

思い切って1日だけ休む

2つ目は、やる気が下がり切ってしまったときの話です。長期間勉強しているとモチベーションが下がることがあります。そのような時は、思い切って1日休んでリフレッシュするべきです。私はこれを我慢して、余計に悪化させました。その失敗も含めて書いていきます。

1日だけ完全に勉強を忘れる

勉強が好きでずっと勉強していても大丈夫な人もいると思います。そういう人は少ないと思いますが。ほとんどの人は好きで勉強しているということはないはずです。

そのため、長期間勉強していると「いつまでこんなことをすればいいんだろう」「本当に合格できるのだろうか」と徐々にモチベーションが下がり、勉強をする気が起きなくなることがあります。そのような状態になった場合、あるいはなりそうになったら、1日勉強を休んでリフレッシュをしましょう。

その1日は勉強をすることを考えずに好きなことをします。特に「勉強をすることを考えず」ということが大切です。とにかくリフレッシュすることに徹します。そうすることで日々勉強し続けて溜まったモヤモヤが晴れて、翌日から気持ちを切り替えて勉強を行うことができるようになります。

根性で続けて限界が来た話

私もモチベーションが下がった時はありました。私の場合は10月頃の、少しずつ寒くなっていく頃に一気に下がったことがあります。寒さが影響しているのでしょうか。その時の私は「いつまでこんな毎日勉強するような生活をするんだろう」という気持ちでした。

大学3年生となり、大学の講義は減っていき、周囲の友達は空き時間に遊んだり、自由な時間を過ごしていました。私は自由になるどころか毎日勉強で忙しい状態です。そのような中でモチベーションは下がっていきました。

これはまずい、休まなければと思いましたが、当時の私は「ここで頑張ってこそ合格することができるんだ」という意味の分からない根性を出して勉強を続けました。

そして限界が来ます

11月に入り本格的に寒くなってきた頃、完全にモチベーションが下がり切りました。机に向かっても勉強する気が起きず、全くやる気が出ません。

1日街を歩いただけで戻った

「これはもうダメだ」と、1日だけ休むことにしました。その週末の土曜日の1日、朝から街に出て遊ぶことにします。私は当時名古屋市内にある大学に通っていて、大須観音というエリアが大好きでした。

その日、朝から大須観音へ行き、商店街を見て回り、そのあとは栄へ移動して街を散歩し、さらに最後に名古屋駅へ行って散歩をする計画を立てます。久しぶりの休日、心が踊りました。厳密に言えば基本的に土日は休日なのですが、受験生に休日は無いためこのような表現になります。

当日は計画通り朝から大須観音へ行き、栄へ行き、名古屋駅へ行きました。散歩だけでしたが、十分リフレッシュできました。1日休んだことで「試験までしっかりと頑張って勉強して合格し、また街の散歩を楽しもう」という前向きな気持ちに変わりました。そして翌日からまた勉強を頑張ることができたのです。

ケン
ケン

たった1日で、そこまで変わるものなんですね。

ユウ
ユウ

変わりました。ただ、私は完全には休めていませんでしたけどね。

この時の反省として、リフレッシュと言いながら電車の移動中だけは問題集を解いてしまいました。何もしないことに不安を感じたためです。皆さんが休憩をする時は、完全に1日オフにして、勉強をしない日にすることをおすすめします。

休むのが不安なら志望先を調べる

もし勉強をしないことに不安を感じるようであれば、自分の志望している役所や官庁のパンフレットやホームページを見て、どんな仕事をしたいのか、改めて考えることも有効です。

志望している役所や官庁について考えることで、改めて目標を再認識し、モチベーションを上げることができます。試験のための勉強ではありませんが、立派な面接対策等になります。モチベーションが下がるくらい普段一生懸命に勉強している皆さんが1日くらい勉強を休んだところで、何も影響はありません。

下がり切る前にこまめに休む

やる気が下がり切る前に休む

3つ目は、2つ目と似ていますが目的が違います。こちらは、やる気が下がって勉強をする気が全く起きないという状態になることを未然に防ぐための方法です。私が1日休むはめになったのは、これをやっていなかったからでした。週に一度まとめて休む方法と、毎日少しずつ休む方法があります。

休憩の取り方の比較 週に一度まとめて休む方法と毎日少しずつ休む方法
どちらでも構いません。自分に合う方を選んでください

週に一度まとめて休んだ友人

1週間に一度、数時間程度は休むという方法は、大学時代の公務員講座の友人が行っていました。月曜日から土曜日まではひたすら勉強を行い、日曜日だけは午後3時くらいまで勉強に集中し、そのあとはゲームセンターに行き、麻雀のゲームを楽しんでいたそうです。

その友人は麻雀が好きで、麻雀をすると気持ちがとてもリフレッシュされるそうです。毎週日曜日を区切りにして、日曜日の午後3時からは勉強のことは完全に忘れ、麻雀でリフレッシュし、月曜日からまた勉強を頑張っていたようです。適度にリフレッシュする日を設けたことで、その人はモチベーションを試験までずっと維持でき、合格を勝ち取っています。

この方法はモチベーションを維持するのにもいいのですが、日曜日の午後3時までは勉強、という区切りをつくることでダラダラと勉強することを避け、しっかりと集中できるという効果もあります。

ユウは毎日1時間を趣味にあてた

私は「1日一度1時間程度休憩するという方法」で休憩していました。大学等で勉強をし、家に帰って夕飯を食べてからの1時間は一切勉強をせず、勉強のことは考えず、趣味の時間にあてることにしました。

私の趣味は筋力トレーニングやランニングのため、この時間に筋力トレーニングを行ったり、ランニングを行ったりしてリフレッシュしていました。おかげで試験の日までは勉強のモチベーションを維持できています。

これらは一回あたりおおよそ30分から60分ほどで終わります。そのため、友人のように週に一度ではなく、一回あたりの時間を短くして、毎日行う方法にしました。

休まなかったから下がり切った

ちなみに、この休憩の方法は、勉強を始めてから一度モチベーションが落ち、全く勉強をする気が起きないという失敗をしてから行うようになりました。先ほど書いた、11月に下がり切った時のことです。

この時は苦手な数的処理やミクロ経済学、マクロ経済学への不安や、そもそもこのペースで合格できるのかという焦りから、休憩せずにひたすら毎日勉強していました。この時は趣味であった筋力トレーニングやランニングもやっていませんでした。その結果が、机に向かっても勉強する気が起きないという最悪の状態です。

苦手科目への不安そのものについては 数的処理の勉強法 と 経済学の勉強法 に、私がどう向き合ったかを書いています。

ケン
ケン

休まなかったから、余計に長引いたということですか。

ユウ
ユウ

そう思います。私はこの時1日で回復できましたが、数日かかっていたかもしれません。

繰り返しにはなりますが、休憩は本当に大事です。できることなら、モチベーションが下がり切る前にこまめに休憩を取り、モチベーションを維持していくことを優先してほしいです。

不合格から立ち直る手順

落ち込む期限を決める

4つ目は、結果が出てしまった後の話です。不合格によって大きなショックを受けた時は、しっかりと休憩しながら、次はどうしていくか計画を立てていくことが大切です。そして「いつまで落ち込むか」を決めて、その日以降は行動を始めます。私は心理学等の専門家ではありません。私自身が行ったことをそのまま書いていきます。

まずはしっかり休む

不合格となった場合、誰しもショックを受けると思います。人によっては何もする気がおきず、無気力になってしまうこともあるはずです。そのような時は、まずは何よりもしっかりと休憩をしましょう。ここまで頑張ってきたのですから、休憩を取ることは当然です。

今後の目標と計画を立てる

そして、休憩をしながら、今後の目標と計画を立てましょう。学生の方であれば、公務員浪人するのか、民間企業への就職活動をするのか。現在社会人の方であれば、再度受験するのか。予備校を利用している方であれば、予備校の講師の方に相談すると良いと思います。

目標と計画を立てることで、今後どうしていくかという道しるべ、地図ができます。計画を立てたら、行動するのみです。予備校を使うかどうかから考え直したい方は 予備校と独学の比較 を読んでみてください。

落ち込む期限を決める

ただ、ショックで落ち込んでいる時にすぐに立ち直れることは難しいと思います。その時は「いつまで落ち込むか」という期限を決め、その期限が過ぎたら無理矢理にでも行動しましょう。

自然に立ち直れる方はいいのですが、落ち込むとどんどん落ち込んでいく方もいます。どちらかというと私はどんどん落ち込んでいきます。そのような方は期限を決め、無理矢理でも行動していきましょう。

眠れなかった3日間のあと何をしたか

1回目の受験では全て不合格となり、就職先は無く、完全に無職となることが決まりました。その時の受験の経緯は 全落ちした話 に書いています。ここでは、そこからどう立ち直ったかを書きます。

この時は本当に落ち込み、外に出ることができず、夜は眠れず、布団に入った状態で朝を迎えるということが3日ほど続きました。体はダルく、気分は最悪です。

3日ほどした後に「このままではいけない」と思い、外には出れませんでしたが、部屋の中で「今後の目標と計画」を書き出しました。これからどうしたいか、どのように勉強していくか。今後の自分自身の道しるべを作り、行動するための基準としました。

それでもまだ気持ちが落ち込んで最悪の状況です。目標と計画を立てた後、「1日だけは落ち込んで、そのあとは無理矢理でも行動しよう」と決めました。そして1日経過し、その後は無理矢理外に出て、とりあえず大学へ向かいます。

大学で何をしたか

公務員講座でお世話になっていた講師の方に結果を報告し、公務員浪人をすることについて話しました。講師の方も応援してくれました。

その時から再び勉強する気が起き、翌日から少しずつですが勉強を再開し、計画に沿って勉強を進めることができるようになりました。この1年がどうなったかは公務員浪人の実際に書いています。

気持ちが落ち込んでいる時、何もしないとなかなか回復していきません。まずはしっかりと休憩し、今後の目標と計画を立てて、落ち込む期限を決めて、次に向けての行動を再開しましょう。

勉強が続かないときのよくある質問

勉強が続かないときのよくある質問

ここまで4つの方法を書いてきましたが、実際に休もうとすると迷いが出てくると思います。最後に、よく出る疑問をまとめておきましょう。

休むと勉強が遅れませんか

普段一生懸命勉強している受験生にとって、休憩することも立派な試験対策です。少しの休憩くらいで勉強が遅れることはありません。むしろ休憩を取ることでモチベーションを維持できるのでプラスになるくらいです。

どれくらいの頻度で休めばよいですか

1週間に一度数時間まとめて休む方法と、1日一度1時間程度休む方法があります。私は毎日1時間、筋力トレーニングやランニングにあてていました。公務員講座の友人は日曜日の午後3時からを休みにしていました。どちらでも構いません。

やる気が完全になくなってしまいました

思い切って1日だけ、完全に勉強を休んでください。その1日は勉強のことを考えず、好きなことをします。私は街を散歩しただけでしたが、それで翌日から戻れました。

休むことに不安を感じてしまいます

志望している役所や官庁のパンフレットやホームページを見てみてください。どんな仕事をしたいのか改めて考えることで目標を再認識でき、立派な面接対策にもなります。

勉強場所はどう変えればよいですか

数時間勉強するのであれば、大体2時間ごとに場所を変えると集中力を維持しやすいです。私は自宅、電車の中、大学の図書館、自習室、市立図書館などを使っていました。場所ごとに解く科目を変えるのもおすすめです。

不合格のショックから立ち直れません

まずはしっかり休んでください。そのうえで今後の目標と計画を書き出します。そして「いつまで落ち込むか」という期限を決め、その期限が過ぎたら無理矢理にでも行動してください。私はそうしました。

周りが遊んでいるのがつらいです

人それぞれ向かう方向が違うので、その状況は仕方ありません。私も大学3年生のとき、周囲が自由な時間を過ごす中で毎日勉強していました。今必死に努力したことは、必ず先に活きてきます。

勉強が続かないときのまとめ

休憩も立派な試験対策

今回の記事では、勉強が続かないときに私が実際にやっていた4つの方法を書かせてもらいました。

この記事の振り返り
  • 2時間ごとに勉強場所を変える
  • 下がり切ったら1日だけ完全に休む
  • 下がり切る前にこまめに休憩を取る
  • 不合格の時はまず休んでから計画を立てる
  • 落ち込む期限を決めて行動を再開する

多くの受験生が合格を勝ち取るために一生懸命勉強します。一生懸命になりすぎて休憩は怠けだと感じ、休憩も取らずに全力で勉強する方もいると思います。普段一生懸命勉強している受験生にとって、休憩することも立派な試験対策です。胸を張って休憩しましょう。

また、学生の方は、自分が勉強していて周囲は楽しそうに遊んでいる、という状況になると思います。人それぞれ向かう方向が違うので、そのような状況は仕方ありません。今必死に努力したことは必ず先に活きてきます。「頑張って勉強してよかった」と思える日が必ず来ますので、日々頑張っていきましょう。

勉強の進め方そのものを見直したい方は 勉強計画の立て方 を、本番での解き方や勉強の順番が気になる方は 試験の裏ワザ6つ も読んでみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございます。