公務員試験の数的処理対策|苦手でも解けるようになった勉強法
こんにちは、元公務員のユウです。
数的処理が本当に苦手で、問題集を開くたびに手が止まります。捨ててしまってもいいですか。
気持ちはよく分かりますよ。ただ、出題数が多いので捨てるのは難しいです。私も誰よりも苦手でしたが、やり方を変えたら解けるようになりました。
前回の記事(勉強計画の立て方)までは「合格へのロードマップ」として公務員試験の勉強を始めるにあたってやるべきことを書かせてもらいました。
ここからは「公務員試験の知識」として、公務員試験の試験科目や面接試験、論文試験等について役立つ知識を書いていきたいと思います。
基本的に今までの記事と変わらず、私の経験、特に失敗談をベースにしています。私と同じ失敗をしないよう、記事の内容を参考にしていただけたら幸いです。
「公務員試験の知識」の最初の記事は「数的処理のおすすめの勉強方法」について書いていきます。
数的処理は公務員試験の中では出題数が多く、とても重要な科目となります。そして、この科目は苦手な受験生も非常に多いです。私も苦手な受験生の1人でした。
しかし、最終的に公務員試験に合格することができました。数的処理をどう勉強していくか悩み続ける中、効果的な勉強方法を見つけることができ、勉強に時間はかかりましたが、得点できるようになったからです。
その勉強方法ですが、先に申し上げますと「まずは高卒程度の問題集を解き、そのあと国家公務員・地方上級の問題集を解いていく」という方法です。この方法で苦手だった数的処理がなんとか得点できるようになりました。
- 数的処理がどんな科目で何問出るのか
- 苦手な人が最初に解くべき問題集
- 毎日解くことが効く理由
- 誰よりも苦手だったユウが解けるようになるまで
今回の記事で、数的処理が苦手で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
数的処理とは

数的処理について改めて説明します。
この科目は公務員試験の教養科目の試験の1つです。内容は数的推理、判断推理、空間把握、資料解釈で構成されています。
数的処理の4つの分野
「数的処理」には、算数のような「数的推理」、パズルゲームのような「判断推理」、図形等を読み解く「空間把握」、資料から読み解く「資料解釈」の4つです。
捨て科目にできない理由
冒頭にも書きましたが、この数的処理という科目、苦手な人がとても多いです。しかし、公務員試験に合格するためにはこの試験を避けて通ることはできません。なぜなら、試験においても出題数がかなり多く、この科目を捨てることはほぼ不可能だからです。
次は各試験での数的処理の出題数について説明します。
各試験の出題数
試験ごとの出題数の一部を表にまとめました。
| 試験 | 教養科目全体 | 数的処理(判断推理・数的推理・資料解釈) |
|---|---|---|
| 国家一般職 | 30問 | 14問(判断推理7・数的推理4・資料解釈3、約47%) |
| 地方上級(全国型) | — | 17問(判断推理9・数的推理7・資料解釈1) |
国家一般職では数的処理だけで教養科目全体の約半分を占めています。地方上級でも17問と、こちらも大きな割合です(地方上級については県庁や役所毎に出題数が違うため、全国型の出題数を記載しています)。
表に記載はありませんが、どの官庁や役所においても出題数の割合は同じくらいだと考えて大丈夫です。
数的処理は教養科目の中で出題の割合が大きく、この科目をしっかりと得点できるかどうかで合否に影響を与えると言っても過言ではありません。
4つの分野の進め方

数的処理は4つの分野に分かれていますが、分野ごとに問題集をそろえる必要はありません。空間把握は判断推理の問題集に、資料解釈は文章理解の問題集に含まれているからです。私が実際に使ったのは、数的推理と判断推理、そして文章理解の問題集だけでした。
数的推理と判断推理
この2つが数的処理の中心です。私は公務員講座のときも独学のときも「新スーパー過去問ゼミ」を使い、苦手だったこともあって高卒程度の問題集から始めました。
空間把握は判断推理に含まれる
空間把握は判断推理の中の一分野にあたるため、判断推理の問題集を解いていけばそのまま対策になります。私も判断推理の問題集で対策ができていました。もちろん空間把握についても、高卒程度の問題集から始めています。
資料解釈は文章理解に近い
資料解釈は、文章理解の問題集の中に組み込まれています。計算が入ることもありますが、基本的には資料を読み込んで適切な選択肢を選ぶ問題が多く、解いている感覚は文章理解に近いです。
私は文章理解がそこまで苦手ではなく、資料解釈にも苦手意識がありませんでした。そのため文章理解と資料解釈については高卒程度の問題集を使わず、はじめから地方上級・国家公務員の問題集で対策しています。
ただし、解く頻度は数的推理や判断推理と同じです。掲載されている問題数が少ないので、1日1問か2問をコンスタントに解くようにしていました。
- 数的推理(高卒程度 → 地方上級・国家公務員)
- 判断推理(高卒程度 → 地方上級・国家公務員)※空間把握もここ
- 文章理解(地方上級・国家公務員のみ)※資料解釈もここ
まずは高卒程度の問題集から解いていく

このように重要な科目である数的処理ですが、私が実際に行って効果のあった勉強方法があります。
それは「まずは高卒程度の問題集を解き、そのあと国家公務員・地方上級の問題集を解いていく」という方法です。
高卒程度から始める理由
国家公務員や地方上級の試験を目指す場合には通常はその試験に合わせた問題集を選んで解いていきますが、苦手な人にとっていきなりそのような問題集を解いていくのはなかなか厳しいです。
というのも、問題が若干複雑で応用的な問題が多く、基礎的な解法で解ける問題が少ないためでした。
高卒程度の問題集の問題は国家公務員や地方上級の問題と比べると難易度が低く、また、シンプルな問題が多く出題されるため、基礎的な解法を身につけやすいです。基礎的な解法を身につけた上で国家公務員・地方上級の問題集を解いていくと理解がしやすくなります。
とにかく毎日解く
高卒程度の問題集から解くことと併せて、意識してほしいことがあります。それは、数的処理の問題を毎日解く、ということです。数問でいいので、毎日解くようにしてください。
その理由ですが、毎日解くことで数的処理を解く感覚を身につけることができます。スポーツのような感覚に近いと思います。
時間はかかりますが、日々コツコツ解いていくことで問題を見た時に「この問題はこのように解いていく」というように頭の中で思い浮かぶようになります。
では何問くらい解けばよいのか。私の場合は1日5問を目安にしていました。年によって収録数は変わりますが、1日5問ずつ進めると1か月から1か月半で1周を終えられます。このペースがちょうどよいと感じ、最終的に5問ずつに落ち着きました。
ただし、最初から5問だったわけではありません。高卒程度の問題集は1周目が1日3問、2周目は5問、3周目は10問と増えていきました。1周目は解き方が分からず1問に時間がかかりますが、周を重ねるほどスムーズに解けるようになるためです。
地方上級・国家公務員の問題集は、1周目が1日3問、2周目からは5問でした。高卒程度より問題が複雑で時間がかかるぶん、解ける数は少なくなります。
- 高卒程度:1周目3問 → 2周目5問 → 3周目10問
- 地方上級・国家公務員:1周目3問 → 2周目以降5問
- かけた時間:数的推理・判断推理それぞれ1日1時間ほど
時間でいうと、数的推理と判断推理でそれぞれ1日1時間ほどです。問題を解いて解説を読んでいくと、5問でだいたい1時間になりました。本当はもっと時間をかけたかったのですが、他の科目との兼ね合いで1時間に調整していました。
解けない日があったときは
体調を崩したり予定が入ったりして、どうしても解けない日はありました。そういうときでも、別の日に増やして取り返すことはせず、決めたペースを守りました。
たまに解けない日がある程度なら、1日抜けても大きく遅れることはありません。無理に取り返そうとするより、ペースを守るほうが気持ちの面でも体調の面でも続けやすいと思います。
ただし、数日続けて解けない日があるなど、はっきり遅れてしまう場合は、1日の量そのものを見直す必要があります。
解けないときは5分か10分で解説を見る
解けない問題にどれくらい粘るかも、決めておいたほうがよいです。時間を正確に測ってはいませんでしたが、私の場合はこうしていました。
- 思いついた解法を試して解けない → 10分ほどで解説へ
- 解法がまったく思い浮かばない → 5分ほどで解説へ
テキストを調べて考えることも大切だとは思います。ただ、私は本当に苦手でしたので、学問としてしっかり向き合って時間をかけると他の科目にも大きな影響が出てしまいます。そのため、短い時間で切り上げて解説を読む、という判断をしていました。
解説を読んでも理解できないときは、公務員講座の講師の方に聞きに行きました。こういうときに、予備校を使っているメリットを感じます。独学の場合はここが自力になるので、迷っている方は予備校と独学の比較も見てみてください。
高卒程度の試験を受ける場合
この記事では国家公務員や地方上級の試験をメインに勉強方法を書いていますが、高卒程度の試験でもこの勉強方法をお勧めします。
国家公務員や地方上級の試験に出る数的処理の問題の方が高卒程度の試験よりも難易度が高めに設定されているため、より難易度の高い問題を解いておくことにより、高卒程度の試験においても数的処理がより得点できるようになります。
問題集の回し方

苦手な科目を得点源にするには、同じ問題集を何度も回すことになります。私の場合、地方上級・国家公務員の問題集は最終的に20周しました。そんなに解く時間があるのかと思われそうですが、回し方に理由がありました。
実際に解いた周回数
高卒程度の問題集は、数的推理も判断推理も3周しました。
地方上級・国家公務員の問題集は、1年目の受験で5周、2年目で10周、3年目で5周です。3回の受験を合わせると、数的推理も判断推理も20周したことになります。
- 高卒程度:3周
- 地方上級・国家公務員:1年目5周 → 2年目10周 → 3年目5周(計20周)
解ける問題は次の周から飛ばす
20周できたのは、解ける問題を次の周から解かなかったからです。問題集を回す中で、パッと見て解法が浮かび、解ける状態になった問題は、次の周では飛ばしました。
こうすると、周を重ねるごとに解けない問題だけが残っていきます。1周にかかる時間がどんどん短くなっていくので、結果として何周も回すことができました。
解けた問題はページの角を折る
飛ばす問題をどう見分けるか。私がやっていたのは、解けるようになった問題のページの左上を折ることです。
この方法の良いところは、問題集を閉じた状態で見たときに、折ったページだけ角がなくなることです。解ける問題が増えるほど、角のない部分が厚くなっていきます。
自分の成長が目で見えるので、気持ちの支えになります。数的処理は伸びを実感しにくい科目なので、この方法はおすすめです。
同じ問題集を20周と聞くと気が遠くなりますが、解ける問題を飛ばせるなら続けられそうです。
1周目がいちばん重くて、あとはどんどん軽くなりますよ。残っているのは自分の弱点だけなので、勉強の効率も上がります。
地方上級・国家公務員へ切り替える目安
高卒程度の問題集から切り替えたのは、9割くらいの問題が、パッと見ただけで解法が浮かぶようになった時点です。周回数でいうと、3周を終えたあたりでした。
本当は全部の問題で解法が浮かぶようになるのが理想です。ただ、どうしても解けない問題が数問残ったため、そこは数に入れずに切り替えました。完璧を待っていると先に進めません。
最後の1周は全問解く
解ける問題を飛ばしていくやり方ですが、本試験までの最後の1周だけは総復習としてすべての問題を解きました。飛ばしていた問題が本当に解けるのか、最後に確かめておくためです。
時期としては本試験の1か月から2か月前です。以前はパッと見て解けていた問題でも、久しぶりに解くと忘れていることがあります。折ったページも含めて最後に一度戻しておくと安心です。
本番での解き方

問題集で解けるようになっても、本番で力を出せなければ意味がありません。私は教養科目を解く順番を決めていました。結論からいうと、苦手な科目を最後に回すという順番にしていました。
教養科目を解く順番
私が本番で解いていた順番は次のとおりです。
- 1. 一般知識
- 2. 文章理解
- 3. 資料解釈
- 4. 判断推理(空間把握を含む)
- 5. 数的推理
最初に一般知識を解くのは、知っているかどうかで決まる科目だからです。考え込む余地がなく、時間があまりかかりません。次が文章理解で、時間はかかるものの私はそこまで苦手ではありませんでした。
その後に資料解釈を解きます。資料解釈は数的処理の分野ですが、解いている感覚は文章理解に近いため、流れのまま続けて解いていました。最後が判断推理と数的推理です。私は判断推理のほうが解きやすかったので、数的推理をいちばん最後にしました。
苦手な科目を最後に回す理由
この順番は、全体として見ると苦手な科目を後ろに回していることになります。理由は気持ちの面にあります。
最初に苦手な科目から解き始めて、解けなかったり、解けても答えに自信が持てずモヤモヤしたりすると、そのあとに解く問題にも悪い影響が出ます。どの試験にも共通して言えることですが、得意な科目から解いていくほうが、気持ちの面でうまくいきます。
時間が足りなくなったとき
それでも時間が足りなくなることはあります。判断推理の場合、途中まで検討できていれば、不正解と思われる選択肢を削ったうえで、残りから選んでいました。まったく手をつけられない場合は、最終手段として適当な選択肢を選んでいました。
無回答で確実に不正解になるより、選んで1点でも取れる可能性を残すほうがよいからです。
数的推理で時間が足りないときは、選択肢の中の「キリの良い数字」を選ぶようにしていました。問題集を解く中で、正解がキリの良い数字になっていることが多いと感じたためです。ただし必ずそうなるわけではなく、あくまで最終手段です。この話は公務員試験の裏ワザで、気づいたきっかけや使いどころも含めて詳しく書きました。
ユウの当時の経験

ここで、私が受験生だった頃に数的処理に苦しんだ時の話を書きたいと思います。
誰よりも苦手だった数的処理
私はもともと算数のような科目は苦手です。多分誰よりも苦手だと思います。そのため、公務員試験を勉強する中で、最も苦労した科目が数的処理でした。
公務員講座で数的処理の授業を受けた時、自分に解けるのだろうかと不安になったのを覚えています。
問題集(国家公務員・地方上級程度)の問題を解くものの全然解けず、日々どんどん気持ちが落ち込んでいました。
講師にかけられた一言
あまりに解けずに、講師の先生に「数的処理を避けて試験を受ける方法は無いか」と聞いたほどです。答えはもちろん「そんなものは無い、数的処理を解けなければ合格は難しい」という答えでした。
はっきりと言われ「この科目は何としても乗り越えなければ」と覚悟を決めました。
公務員試験に合格している大学の先輩方からおすすめのテキストを聞き、ひと通り見て解いてみるもののあまり効果は無く、さらに落ち込んでいきました。
悩み続けていたある日、講師の先生から「基礎ができていないかもしれない、高卒程度の問題集から解いたらどうだ?」と言われ、その日から高卒程度の問題集を解くようになります。
今振り返ると、この一言をもらえたことが大きな転機でした。独学の場合は自分で気づくしかない部分なので、予備校を使うか迷っている方は予備校と独学の比較もあわせて読んでみてください。
問題集を変えてからの変化
すると、高卒程度の問題では数的処理の基礎的な解き方を使って解く問題が多く、また、解説も自分には分かりやすく解説されていて、数的処理の解法をどんどん理解することができるようになりました。「この解き方はこういう意味だったんだ」といった気づきが多かったです。
ちなみに、高卒程度の問題だからすぐに解けた、ということではありません。むしろ全然解けませんでした。
しかし、問題集を日々解いていき、数回繰り返したところで基礎的な解法が身についていき、気づいたら国家公務員・地方上級の問題集の問題も理解できるようになっていました。
高卒程度の問題から始めたら試験までに間に合わないのではないか?と思われるかもしれませんが、1問のボリュームはそこまで大きくなく、1冊を解き終わるまでにそこまで時間はかかりません。
解き方の基礎を身につけるためにも、数的処理が苦手な人は高卒程度の問題集から解くことをお勧めします。
数的推理と判断推理のつまずき方の違い
同じ数的処理でも、2つの分野でつまずき方がはっきり違いました。判断推理は、はじめは分からなくても解法を知ることで比較的早く解けるようになりました。パズルのような問題が多く、覚えた解法を当てはめやすかったのだと思います。
一方の数的推理は、もはやどう解けばいいのかお手上げの状態でした。計算を使う問題が多く、私は計算が特に苦手だったからです。苦手だからこそ、算数や数学からはずっと逃げてきました。
そのため計算の基礎があるかどうかも危うい状態で、問題を見ても解き方のイメージがまったく浮かばず、勉強してもなかなか解法が身につきませんでした。
理解を捨てて解法を覚えた
判断推理は初級スーパー過去問ゼミから順番に解いていき、最終的に苦手な単元はほぼなくなりました。得意とまではいきませんが、苦手ではなくなったという状態です。
問題は数的推理でした。どの単元が苦手というより、最後まですべての単元が苦手という感じです。基礎がボロボロの状態で解法を身につけようとしても、なかなか身につきませんでした。
最終的にたどり着いたのは、理解することをあきらめて、解法を無理やり覚えて、その解法に当てはまる問題だけでも解くというやり方です。理解を捨てているので、決して良い勉強法とは思いません。
ただ、そう割り切って勉強したところ、徐々に解けるようになっていきました。何も考えず「解法を当てはめて解く」と決めたことが、結果的に良かったのかなと思います。正直なところ、苦手意識は最後まで消えませんでした。それでも得点はできるようになりました。
ユウが使った問題集
私は数的処理の勉強で「スーパー過去問ゼミ」を使いました。
高卒程度は「初級スーパー過去問ゼミ」の「数的推理」と「判断推理」を使い、国家公務員・地方上級では「新スーパー過去問ゼミ」の「数的推理」「判断推理」を使っています。
この問題集で勉強する受験生は多く、どの人にも使いやすい問題集だと思います。
どのような問題集を選ぶと使いやすいか、また別の記事「おすすめの問題集」でも書く予定です。
数的処理のよくある質問

最後に、数的処理について受験生から聞かれることの多い質問をまとめました。いずれも私自身が受験生のときに悩んだことばかりです。
数的処理は捨ててもよいですか
おすすめしません。国家一般職では教養科目30問のうち14問と、約半分を数的処理が占めます。地方上級(全国型)でも17問が出題されます。出題数が多いため、この科目を捨てて合格するのはほぼ不可能です。
苦手でも本当に解けるようになりますか
時間はかかりますが、解けるようになります。私は算数のような科目がもともと苦手で、多分誰よりも苦手でした。それでも高卒程度の問題集から解き直すことで、最終的には得点できるようになりました。
問題集は何周すればよいですか
私は高卒程度を3周、地方上級・国家公務員の問題集を3回の受験で合計20周しました。ただし、パッと見て解法が浮かぶ問題は次の周から飛ばしています。解けない問題だけが残っていくため、周を重ねるほど1周が早く終わります。
高卒程度から地方上級の問題集へは、いつ切り替えればよいですか
高卒程度の問題集の9割くらいの問題で、パッと見ただけで解法が浮かぶようになった時点が目安です。私の場合は3周を終えたあたりでした。どうしても解けない数問は数に入れず、完璧を待たずに切り替えています。
空間把握や資料解釈の問題集も別に買うべきですか
必要ありません。空間把握は判断推理の問題集に含まれており、資料解釈は文章理解の問題集に組み込まれています。私が使ったのは数的推理・判断推理・文章理解の3種類だけです。
高卒程度の問題集から始めて試験に間に合いますか
間に合います。高卒程度の問題は1問のボリュームがそこまで大きくないため、1冊を解き終わるまでにそれほど時間はかかりません。基礎を固めたほうが、結果的に国家公務員・地方上級の問題集の理解が早くなります。
1日に何問くらい解けばよいですか
1日5問を目安にすると、1か月から1か月半で問題集を1周できます。私は高卒程度の問題集で1周目3問・2周目5問・3周目10問、地方上級と国家公務員の問題集では1周目3問・2周目以降5問というペースでした。時間にすると、数的推理と判断推理でそれぞれ1日1時間ほどです。なお資料解釈は収録問題数が少ないため、1日1問か2問をコンスタントに解いていました。大切なのは量より毎日続けることです。
解けない問題にどれくらい粘ればよいですか
解法を思いついて試しても解けないときは10分ほど、解法がまったく浮かばないときは5分ほどで解説を読んでいました。苦手な科目に時間をかけすぎると他の科目に影響が出るためです。解説を読んでも分からないときは、講師の方に聞きに行きました。
本番で時間が足りなくなったらどうすればよいですか
無回答にせず、必ず何かを選んでください。判断推理で途中まで検討できていれば、不正解と思われる選択肢を削ったうえで残りから選びます。まったく手をつけられない場合でも、選べば得点できる可能性は残ります。
どの問題集を使いましたか
「スーパー過去問ゼミ」シリーズを使いました。高卒程度は「初級スーパー過去問ゼミ」の数的推理と判断推理、国家公務員・地方上級は「新スーパー過去問ゼミ」の数的推理と判断推理、そして文章理解です。
まとめ

今回の記事では「数的処理のおすすめの勉強方法」について書かせてもらいました。
数的処理の科目が苦手な受験生はとても多いと思います。私もその1人でした。
私がお勧めする数的処理の勉強方法は「まずは高卒程度の問題集を解き、そのあと国家公務員・地方上級の問題集を解いていく」という方法です。
国家公務員・地方上級の問題集の問題は複雑な問題が多いです、そして高卒程度の問題集の問題はシンプルで基礎的な解法で解ける問題が多いです。
そのため、まずは高卒程度の問題集を解き、基礎的な解き方を身につけたあと、国家公務員・地方上級の問題集を解いていくと、数的処理の問題が解けるようになっていくと思います。
また、数的処理の問題は毎日解いていくこともお勧めします。毎日コツコツ解いていくことで、解く感覚が身につきます。
- 数的処理は教養科目の約半分を占める重要科目
- 苦手な人はまず高卒程度の問題集から解く
- 基礎が身についたら国家公務員・地方上級の問題集へ
- 数問でよいので毎日解いて感覚を身につける
数的処理の問題は、苦手な人は解けるようになるまでにとても時間がかかります。しかし、コツコツと勉強していけば得点できるようになりますので、諦めずに頑張りましょう。
私は算数や数学から逃げ続けてきた人間で、基礎がボロボロの状態から始めました。それでも解けるようになったことは、私自身が証明できたと思っています。数的処理が苦手な受験生には、私のような人間もいることを知って、勇気を持ってもらいたいです。
次は「ミクロ経済学、マクロ経済学のおすすめの勉強方法」について書いていきます(経済学の対策)。
私が苦しんだ科目は数的処理だけではありません。ミクロ・マクロ経済学にも同じくらい苦戦しました。3回の受験を通してどう変わっていったのかは経済学の経験談に書いていますので、同じように苦手科目を抱えている方は読んでみてください。
数的処理をひとりで乗り越えられるか不安な方もいると思います。私は大学時代は予備校、働きながらの受験は独学と、両方を経験しました。費用や続けやすさは予備校と独学の比較にまとめています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

