公務員試験の流れを解説|筆記試験から内定までの全体像
こんにちは、元公務員のユウです。
筆記試験のあと、内定をもらうまでに何があるのか見えていません。
全体の流れに加えて、私が3回の受験で実際にどう進んだかも書きますね。意外だったことも正直に書きます。
前回の記事(公務員試験の始め方)では、公務員試験の勉強を始めるにあたってやるべき7つのことについて書かせてもらいました。今回の記事では、やるべきことの1つ目である「公務員試験の全体像を知る」ということについて書かせてもらいます。
公務員試験は筆記試験から始まり、内定がもらえるまで多くの試験があります。全体像を把握することで、自分がどんな試験対策を取る必要があるのかを知ることができ、効率的に対策が可能となります。
ざっくりでいいので全体像を知り、どのような試験対策が必要なのか把握しましょう。
- 筆記試験から内定までの基本的な流れ
- 申込みから一次試験までに私がやっていたこと
- 一次と二次のあいだは「意外と暇」になること
- 最終合格しても内定がゼロだったときの話
- 受験票を間違えた大失敗
基本的な流れ

地方公務員も国家公務員も基本的な流れは同じです。最初に筆記試験があり、その後、論文・記述試験があります。その後、面接試験や集団討論があり、合格すると内定となります。それぞれ詳しく説明します。
地方公務員の場合
冒頭で書いた基本的な流れとなります。ただし、役所によっては独自の試験を設けているところもあるため、受験しようと思っている役所のホームページ等で試験内容を確認する必要があります。
筆記試験
出題された問題をマークシートで解答する試験です。「択一試験」と言い、基本的に問題は選択肢が5つあり、その中から正解と思われるものを選ぶ形式でした。
どの役所も基本的には筆記試験がありますが、数年前から筆記試験を行わず、面接試験のみを行う役所も出てきました。人柄を重視する役所が増えているようです。とはいえ、そのような役所は少数で、大半の役所は筆記試験を行っています。
論文・記述試験
出題されたテーマについて、原稿用紙に解答を記入していきます。テーマは役所によって様々です。
私が市役所を受験した時は、「〜商店街を活性化させるために行うべき政策を述べなさい」というような、その市に実際にある商店街を活性化させるための政策についての出題でした。
また、自治体によっては専門記述という法律や経済等の内容で出題されることもあります。
論文・記述試験ですが、筆記試験と併せて行われたり、別の日に行われたりと、試験のタイミングは様々です。
テーマが読めない分、対策の仕方に迷いやすい試験でもあります。進め方は論文試験の対策で詳しく書いています。
面接試験・集団討論
筆記試験が終わると面接試験や集団討論があります。面接は受験生1人に対して面接官数人で行うパターンが大半です。面接では志望動機等、様々なことが聞かれます。
集団討論では数人が1つのグループとなり、面接官からテーマが与えられます。制限時間が設けられ、そのテーマについて討論を行います。グループの中で司会者、筆記者等の役割を決めて討論を行うことが多いです。
私が市役所を受験した時は「市役所の政策を行う際、注意すべきことは何か」というようなタイトルで討論を行いました。初対面の人とグループを組むことになるため、息を合わせるのがとても難しかったことを覚えています。
面接と集団討論は1日で行うことが多いようです。私の時は先に面接を行い、そのまま集団討論を行う、という流れでした。
結果待ち
面接や集団討論まで終わったら、後は結果を待つ形となります。市町村にもよりますが、基本的には面接試験や集団討論の試験に合格することを「最終合格」と言います。そして最終合格となると採用候補者名簿という名簿に名前が載り、内定をもらえる権利が与えられます。採用候補者の順位が高い人から順番に内定をもらえます。
国家公務員の場合
地方公務員の次は、国家公務員の試験の流れについて説明していきます。国家公務員についても基本的な流れは地方公務員と変わりませんが、国家一般職等については「官庁訪問」が加わります。
筆記試験
基本的に地方公務員の試験と形式は変わらず、マークシートで解答をする択一試験です。
論文・記述試験
筆記試験と同じく、基本的に地方公務員の試験と形式は変わらず、論文や専門記述の試験が行われます。
面接試験・集団討論
面接について、地方公務員の試験と少し形式が変わり、官庁訪問という試験が加わります。裁判所事務官や国税専門官については、地方公務員の試験と同じように面接試験を行い、合格か不合格かの結果が出ます。地方公務員の試験と同じく、合格であってもすぐに内定がもらえるわけではなく、採用候補者の名簿に名前が載り、その後、名簿の順位が上の人から順番に内定をもらえるという形になっています。最終合格をしていても、採用候補者名簿の順位によっては内定がもらえないことがあります。
集団討論については、国家公務員の中では国家総合職で「政策討議試験」という試験があります。国家総合職以外では集団面接を行っている官庁は今のところ無いようです。
人事院面接と官庁訪問
国家公務員一般職や国家総合職では、筆記試験に合格したら人事院面接と官庁訪問を行います。人事院面接では地方公務員と同じように面接を行います。この面接に合格すると最終合格者として採用候補者の名簿に載り、内定をもらえる権利が与えられます。ただ、これだけでは内定はもらえません。官庁訪問を行い、自分が入りたい官庁を訪問し、面接を受けた上で内々定をもらわないといけません。
国家一般職の場合は筆記試験の合格後、国家総合職の場合は人事院面接に合格し最終合格した後に、官庁訪問を行います。
官庁訪問では、自分が入りたい官庁へ電話をして面接の予約をします。予約をした日に官庁を訪問し、面接を受けます。
面接は1回だけの時もあれば、複数回行う時もあります。内々定について、面接後にすぐにもらえる時もあれば、すぐにはもらえず、しばらくして連絡が来ることもあります。また、面接後に内々定はもらえず、そのまま官庁からの連絡もない、ということもあるのです。
官庁訪問後
人事院面接に合格し、採用候補者名簿に載っている場合、官庁訪問で面接を受けた官庁やそれ以外の官庁から連絡があり、内々定や「面接を受けないか」という連絡が来ることがあります。
官庁訪問後にどのように動いていくのか、状況に応じてやった方がいいことは色々あるため、また別の記事で詳細を書かせてもらいます。
申込みから一次試験まで(私の場合)

ここからは、私が3回の受験で実際にどう進んだのかを書きます。流れの説明だけでは見えない、実際の動き方が伝わるはずです。
ここから出てくる月は、すべて私が受験した当時のものです。現在は日程が変わっています(2027年から国家公務員試験は前倒しになります)。流れとやることは今でも通用しますので、順番の参考としてご覧ください。最新の日程は公務員試験の日程で確認できます。
申込みは、期間が始まったらすぐ出す
当時は4月から5月頃が申込みの時期でした。私は申込期間が始まったらすぐに申し込んでいました。
理由は単純です。後回しにする意味がないですし、後回しにしたら忘れるリスクがあるからです。
手帳で、全部の試験の期限を管理した
試験によって申込み期間はまちまちです。そこで私は、自分が受験しようとしている試験と申込みの期間を、ひと通り手帳に書き込んでいました。申込みがもれないように徹底的に管理するためです。
公務員講座でも申し込みのことは散々言われました。でも申し込む作業をするのは各自です。絶対に忘れないようにしていました。
申込みが終わってからは、試験の日までひたすら勉強しました。
一次試験は、筆記と論文が同じ日のことが多い
当時は4月から9月頃にかけて試験がありました。
私が受験した試験は、国家総合職を除くと一次試験で筆記試験と論文試験が行われました。ただし試験によっては、筆記試験と論文試験が別の日に行われることもあります。
帰ったらすぐ、自己採点をする
一次試験が終わってから、私は家に帰ってすぐに自己採点を行いました。
その日の夜くらい、または翌日に解答を出してくれる予備校があるので、その解答を使わせてもらいます。
公務員試験の合格点は毎年変動します。その年の合格点の予想を出してくれる予備校もあるので、かなり参考になりました。
自己採点で、その後の方針が決まる
この自己採点が、思っている以上に大事でした。結果によって、その後の方針が決まります。
実際、私は1回目の受験のときと、2回目・3回目のときで、この時点でその後の動き方が分かれました。
自己採点の結果、ほぼ間違いなく不合格と分かりました。そのためこの時点で、公務員浪人をすることを決めています。初めから申し込むことを決めていた市役所だけは受験し(こちらも不合格でした)、その後、秋以降の試験は受験せずに翌年の試験に向けて勉強を始めました。
1回目は内定をもらえていないため、話はここまでです。そのときのことは公務員浪人の実際に書きました。
自己採点の結果、いくつか合格していると思われたため、面接対策や官庁訪問の準備を始めます。
自己採点で合格が想定できれば、合格発表を待たずに動き出せます。官庁訪問での訪問先を確認したり、各官庁のホームページを見て政策を確認したり、独学の方であれば面接対策で予備校を使うのか考えたり。このあたりを進めておくとよいと思います。
一次と二次のあいだは「意外と暇」

この記事で一番お伝えしたいのがここです。3回受験して、唯一「想像と違った」と感じた部分でもあります。
忙しくなると思っていたら、逆だった
私の想像では、一次試験が終わると面接や官庁訪問に向けての準備でとても忙しく、バタバタしているイメージがありました。
しかし、実際はそうではありませんでした。言い方はよくありませんが「ちょっと暇」なくらいです。意外とできることがありません。
一次が終わったら、すぐ面接の準備で追われるものだと思っていました。
私もそう思っていました。実際は時間が余ります。そして、それが逆につらいんです。
なぜそう感じたのか。理由は2つあると思っています。
理由1:筆記の勉強が、そもそも要らなくなる
筆記試験が終わることで、朝から夜までずっと勉強していた生活が大きく変わります。筆記試験の勉強をする必要が無くなるため、大きく時間が空きます。
主に大きく変わるのは学生の方です。社会人の方であれば日中は仕事なのでそこまで大きく変わらないと思いますが、今まで勉強をしていた時間の過ごし方が変わるため、社会人にも同じことが当てはまるはずです。
「秋以降に市役所などを受けるから、その勉強をすればいい」と思うかもしれません。ところが市役所の試験は基礎能力試験のみの出題が多く、専門試験が出題されません。そのぶん勉強する範囲が少なくなります。
さらに、地方上級や国家公務員に向けて勉強していた人であれば、すでにひととおり勉強を終えています。苦手科目の復習くらいで、やることはもっと少なくなります。
そのため一気に勉強時間が減り、時間が空いてしまいました。
理由2:面接の準備は、筆記ほど時間を使わない
もう一つの理由がこれです。実際にその期間になって分かったのは、面接や官庁訪問の準備は、そこまで忙しくないということでした。
官庁や役所のホームページを見て政策を確認する作業は、そこまで時間がかかりません。
公務員講座で行う面接対策についても、実際の面接の形式で対策を行ったり、面接カードを書いて添削してもらったりします。大事な作業ですが、筆記試験ほど時間は使いません。
この期間に私がやっていた3つのこと
参考までに、私がこの期間に実際にやっていたのはこの3つです。
- 二次試験の日程や内容を再度しっかり確認する
- 官庁や役所のホームページを見て、どんな政策を行っているか確認する
- 公務員講座の面接対策の講義を受ける(面接カードの作成、模擬面接、集団討論の模擬討論など)
普段からできる面接対策や、志望先の政策の調べ方は面接対策にまとめています。
「この過ごし方でいいのか」とモヤモヤした
この期間、2回目の受験のときに「本当にこの過ごし方でいいのか」とモヤモヤしました。(1回目は全滅しているので、そもそもそのようなことを考える必要がありませんでした)
なぜモヤモヤしたのか。今になって原因ははっきり分かります。
面接や官庁訪問の対策で行うべきことをしっかり把握せず、計画もしなかったこと。筆記試験については何をすべきかしっかり計画していたのに、面接や官庁訪問に対しては何も計画していませんでした。これはよくありませんでした。
筆記試験と同じように、面接や官庁訪問の対策についても何をすべきか、1日の中でどのように行うのかをしっかり決めるべきだった。そう反省しています。
時間が余ること自体は悪くありません。問題は、余った時間に何をするか決めていなかったことでした。
これから受験する方は、一次試験が終わった時点で「暇になる」と知っておいてください。そのうえで、この期間に何をするかを先に決めておけば、私のように迷わずに済むはずです。
内定をもらうまで(2回目・3回目)

ここからは、実際に内定が出るまでの話です。最終合格と内定は別物だということが、よく分かると思います。
合格発表から面接までの動き
合格発表の日が来たら、インターネットで合格しているかを確認します。
合格していれば、面接試験について日程や場所の連絡が来ます。私のときは封筒で面接試験の詳細が書かれた紙が送付されてきました。
私は2回目と3回目のとき、予備校で開講されている面接対策の講座を受講すると決めていたので、合格していることを確認してから、予備校の面接対策の講座に申し込みました。
国家一般職については、当時、一次試験の合格者を対象として各官庁の合同説明会が行われました。そしてその説明会の後に官庁訪問が始まります。
合同説明会の有無や内容は、変わっている可能性があります。受験する年の案内を、人事院と各官庁の公式サイトで必ず確認してください。
官庁訪問が始まったら、訪問したい官庁へ電話をして面接の予約をします。そして予約をした日に面接を受けます。並行して、人事院面接や他の官庁の面接も受けていきます。
官庁訪問そのものの仕組みは官庁訪問とはに、電話の予約や日程の組み方は官庁訪問のコツにまとめました。
人事院面接については、2回目のときと3回目のときでどちらも合格し、最終合格しています。
2回目:最終合格したのに、内定はゼロだった
ところが2回目は、ここから厳しい展開になります。
志望順位の高い国税専門官は面接試験で不合格。官庁訪問についても1つも内々定をもらえていません。
つまり、最終合格をしたものの、内定はゼロという状態です。
2回目:思いがけない連絡から入国管理局へ
「市役所などの試験も受けていかなければ」と考えていた矢先のことでした。
入国管理局などから「面接を受けませんか?」という連絡をいただいたのです。そして最終的に、入国管理局から内定をいただき、就職することとなりました。
官庁訪問で内々定がもらえなくても、そこで終わりではありません。後から連絡が来ることがあります。
同じように後から内定が出た例は内々定がない場合にまとめています。
3回目:国税専門官の合格発表
3回目は、国家一般職については人事院面接だけ受けて、官庁訪問は行いませんでした。国税専門官と岐阜県庁については面接試験を受けていて、結果待ちの状態です。
先に岐阜県庁の結果が出て、不合格と分かりました。残念な結果でしたが、志望順位が高いのは国税専門官だったため、そこまでショックではありません。
そして志望していた国税専門官の合格発表の日。私は「合格発表は落ち着いて見たい」という思いから、午前だけ休暇をいただいていました。
合格発表の時間となり、アパートの中で恐る恐る発表のページを開きます。番号を見ていくと、自分の番号がありました。
「やった、あった!」ととても嬉しい気持ちになりました。
午後に出勤し、上司に合格した旨を伝えました。「本当によく頑張ったね、おめでとう」と声をかけていただきます。
3回目:合格した後に、もう一度面接がある
ここで知っておいてほしいことがあります。国税専門官の場合、合格した後にもう一度面接が行われます。
これは内定が出たらどうするか、どこの国税局に勤務したいかを確認するためのものです。
国税専門官は全国での採用となるため、最終合格をした後、採用を希望している国税局を聞かれます。ただし国税局ごとに定員があるため、希望している国税局に採用されないこともあります。
面接が終わって、その場で内定が出る人もいれば、後から内定が出る人もいます。基本的には最終合格の順位で、上から順番に採用されていくようです。
人気だったり定員の少ない国税局だと、その場で内定が出ず、その後も連絡がない場合もあります。このあたりは官庁訪問と仕組みが似ていると思います。
3回目:昼休憩に届いた内定の連絡
私はその場で内定はもらえず、連絡待ちとなりました。
そして数日後。入国管理局での勤務中、お昼休憩の時に連絡が来て、内定をいただけることになりました。
私が希望していたのは名古屋国税局で、内定も名古屋国税局からいただきました。連絡を受け、とてもホッとしたのを覚えています。こうして無事に、志望していた国税局への就職が決まったのです。
一番きつかったのは、結果を待っている時間
3回の受験を通して、正直どの時期もきつかったと感じています。
ただ、強いて言うなら「2次試験が終わり、最終合格の結果が出るまでの間」が精神的に一番きつかったです。
合格していてほしいけれど、もし不合格であれば次はどうするのか考えないといけません。
一次試験であれば自己採点である程度の予測ができるため、次を考えやすいです。ところが面接は、自己採点ができるはずもありません。合格していることを、ただ祈ることしかできないのです。
この間は勉強をする必要がないため時間はあります。それでも合格かどうか分からない以上、ずっとドキドキしていて辛い時間でした。
受験票を間違えた大失敗

最後に、私がやってしまった失敗を書かせてください。こんな失敗をしたのは公務員試験の歴史上、私1人ではないかというくらいの失敗です。
受験票を誤って、前年のものを持っていきました。
席に座ったら、同じ番号の人が来た
3回目の受験で、国家総合職の試験を受けたときの話です。
試験当日、受験票に書かれている番号の席に座っていたところ、「番号は何番ですか?」と急に声をかけられました。
受験票を確認したところ、席の番号と合っています。ところが、声をかけてきた方の受験票も同じ番号でした。2人とも同じ番号で、お互いに驚いた表情をしていたのを覚えています。
スタッフが気づいた「年分が違う…」
2人で試験のスタッフのところに行き、事情を説明しました。スタッフの人は2人の受験票を見て「こんなことあるんだな」と驚いていました。
しかし、3人で受験票を眺めていたところ、スタッフの人がふと気づきます。
「年分が違う……」。私の受験票の年分が、前年のものになっていました。
原因ははっきりしています。2回目の受験の際にパソコンに保存していた受験票がまだ残っていて、誤ってその受験票をプリントアウトして持っていったのです。完全に私のミスでした。
正しい受験票の方と試験のスタッフの方には謝りました。2人とも親切な方で「気にしないで」と言ってくれて、受験生の方は自分の席に座りに行きました。
身分証も忘れていた
スタッフの方が身分証を確認して本来の受験番号を教えてくれる、という流れになりました。しかし、ミスはまだ続きます。
身分証として免許証を出そうとしたところ、ちょうど家に忘れてきていました。
保険証でもいいということで保険証を出すのですが、当時の私は入国管理局の職員です。
当時はまだ保険証のカードがありました(現在はマイナ保険証に変わっています)。国家公務員の保険証は共済組合のカードで、黄色のカードに「国家公務員共済組合」という文字がキラキラと浮かび上がる目立つもの。そして下の方には「法務省共済組合」と書かれています。
スタッフの方に保険証を見せたところ、カードを見てしばらく沈黙が続きました。名前の確認をしているのですが、明らかに「えっ、公務員?」という顔をしています。
現役の公務員が公務員試験を受験することはあると思いますが、そこまで多くはないはずです。スタッフの方を少し困惑させてしまうことになりました。
受験票の年分は、必ず確認してください
確認を終えてから、受験番号を教えてもらいました。スタッフの方が一応その番号の席を確認したところ、誰も座っていませんでした。(それはそうです。もし座っていたら、それはそれで問題になります)
最終的に無事に席に座り、試験を受けることができました。
笑っていいのか分かりませんが……気をつけます。
ぜひ気をつけてください。印刷した受験票は、年分まで見てから封筒に入れてくださいね。
公務員試験の流れのよくある質問

公務員試験の申込みはいつすればいいですか
申込期間が始まったらすぐに出すことをおすすめします。後回しにする意味がなく、忘れるリスクだけが増えるためです。試験によって申込み期間はまちまちなので、受験予定の試験と期間をすべて手帳などに書き出して管理してください。私は公務員講座でも散々言われましたが、申し込む作業をするのは結局自分です。
一次試験が終わったら、まず何をすればいいですか
家に帰ったらすぐ自己採点をしてください。その日の夜か翌日に解答を出してくれる予備校があり、その年の合格点の予想を出してくれるところもあります。自己採点の結果で、面接の準備に入るのか、翌年に向けて動くのかという方針が決まります。
合格発表を待ってから面接の準備を始めればいいですか
自己採点で合格が想定できるなら、発表を待たずに動き出すことをおすすめします。官庁訪問の訪問先を確認する、各官庁のホームページで政策を確認する、独学の方なら面接対策に予備校を使うか考える。このあたりは先に進められます。
一次試験から二次試験までの期間は忙しいですか
私の実感では逆で、「意外と暇」でした。筆記試験の勉強が必要なくなって時間が大きく空くうえ、面接や官庁訪問の準備は筆記試験ほど時間を使わないためです。問題は暇なことではなく、その時間に何をするか決めていないことです。私は計画を立てておらず、「本当にこの過ごし方でいいのか」とモヤモヤしました。
最終合格すれば内定はもらえますか
もらえるとは限りません。最終合格すると採用候補者名簿に載り、内定をもらえる権利が与えられるだけです。私は2回目の受験で最終合格しましたが、官庁訪問で内々定が1つも取れず、内定はゼロでした。ただしその後、訪問していない官庁から「面接を受けませんか」と連絡をいただき、入国管理局に就職しています。
国税専門官は合格したらすぐ内定ですか
いいえ。合格した後にもう一度面接があります。内定が出たらどうするか、どこの国税局に勤務したいかを確認するものです。国税専門官は全国採用で国税局ごとに定員があるため、希望どおりにならないこともあります。その場で内定が出る人もいれば、後から連絡が来る人もいます。私は数日後に連絡をもらいました。
一番きつい時期はいつですか
私の場合は「二次試験が終わって、最終合格の結果が出るまで」でした。一次試験は自己採点である程度予測できますが、面接は自己採点ができません。勉強する必要がないので時間はありますが、ただ祈ることしかできず、ずっとドキドキしていました。
試験当日に気をつけることはありますか
受験票の年分を必ず確認してください。私は3回目の受験で、パソコンに残っていた前年の受験票を誤って印刷して持っていきました。同じ番号の受験生が来て発覚しています。身分証も忘れずに持参してください。
まとめ

今回の記事では、公務員試験の勉強を始めるにあたってやるべきことの中の「公務員試験の全体像を知る」ということについて書きました。
地方公務員、国家公務員の試験の基本的な流れとしては、
- 筆記試験
- 論文・記述試験
- 面接試験・集団討論
となり、国家公務員総合職や国家公務員一般職については、
- 筆記試験
- 論文・記述試験
- 人事院面接
- 官庁訪問
となります。
面接試験や集団討論に合格すると、採用候補者名簿に名前が載り、内定をもらえる権利が与えられます。そして、採用候補者名簿の順位が上の人から内定がもらえます。国家一般職の場合は人事院面接に合格すると採用候補者名簿に名前が載り、官庁訪問により内々定がもらえている官庁について、内定をもらうことができます。
この流れが公務員試験の一連の流れとなります。この流れを把握してもらうことで、公務員試験においてどのような対策を取るべきなのか考えやすくなるはずです。ぜひ把握してみてください。
ちなみに私自身は、流れを知らずに進めて困ったことはありませんでした。公務員講座でもらった資料から全体の流れを把握していたことと、過去に合格した先輩方と交流する機会があり、経験者の方から直接話が聞けたためです。このあたりは予備校を利用する強みだと思います。
- 申込みは期間が始まったらすぐ。期限は全部書き出して管理する
- 一次試験のあとはすぐ自己採点。ここでその後の方針が決まる
- 一次と二次のあいだは意外と暇。 何をするか先に決めておく
- 最終合格と内定は別物。 最終合格しても内定ゼロはあり得る
- 官庁訪問で内々定が出なくても、後から連絡が来ることがある
- 受験票の年分を必ず確認する
そして、この流れに向けてどう対策していくかを考えるとき、最初に決めることになるのが「予備校に通うか、独学でいくか」です。私は大学時代は予備校、働きながらの受験は独学と両方を経験したので、予備校と独学の比較に費用や続けやすさをまとめました。
次の記事では、公務員試験の勉強を始めるにあたり2つ目のやるべきことである「公務員の仕事について知る」を書いていきます(公務員の種類)。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

