【ミクロ・マクロ経済学】苦手な私が3回の受験で得点できるまで
私が大学3年生から入国管理局の在職中まで、3回の受験を行う中で、ミクロ経済学とマクロ経済学についてどれだけ苦しみ、悩み、得点していったかを細かく書いていこうと思います。私と同じようにこの科目に苦しみ、どうすればいいのか悩んでいる受験生は多いはずです。
- 講義の内容がまったく分からない
- 問題集を開いても手が止まる
- この科目を捨てたいと思っている
- 何周やれば解けるのか見えない
経済学、まったく歯が立ちません。この科目、捨ててもいいですか。
その気持ち、よく分かります。私は講師の方に勉強せずに合格する方法はありませんかと聞いたくらいですから。
聞いたんですか。
聞きました。もちろん「そんな方法はない」と言われましたけどね。
ひたすら勉強を続けた結果、得意とまではいかないものの、平均的な点数を得点することはできるようになりました。私の経験を参考にして、諦めなければ得点できるということを知ってほしいと思います。なお、具体的な勉強のやり方については 経済学の対策 にまとめていますので、あわせて読んでみてください。

大学4年生の受験の時の勉強

大学3年生の公務員講座が始まってから、大学4年生で初めて受験する時までの話です。使用したテキストと問題集は大原専門学校のもので、講師の方も同じく大原専門学校の方でした。この科目との戦いは、最初の講義の日から始まりました。
最初の講義で教室が静まりかえった
大学3年生から公務員講座が始まり、しばらくしてからミクロ経済学とマクロ経済学の講義が始まりました。最初はミクロ経済学からで、1つの講義は約3時間です。まだミクロ経済学がどんな内容なのか、私は全く知りませんでした。
最初の講義の最中、聞いたことのない言葉や、難しい計算がどんどん出てきて唖然としました。講義が終了した際「こんなに難しい科目なのか」と驚いたのを覚えています。周囲も同じ気持ちだったと思います。というのも、教室の空気が他の講義と違って異様な静けさでした。みんな唖然としていたのだと思います。
とにかく問題集を解くことに
講義が終わってからすぐに図書館へ移動し、講義で教わった単元をテキストで復習し、その後、問題集の問題を解きました。問題はとにかく難しく、なかなか解けません。始めはテキストを読んで理解してから解いていこうと取り組んでいましたが、分からない問題が多く、全然進まなかったです。
そのため、問題を見てしばらく考え、分からなければ解説を見て、解説に従って解いていく。このようなやり方に変えました。学問として理解するというよりも、解法を覚えることを優先して「この問題はこの解き方」というように判断して解いていく形です。限られた時間の中でこの科目を克服するためには、この方法しか思いつきませんでした。
悩み過ぎて講師の方へ聞いてしまったこと
この科目は本当に悩みました。解けない問題を毎日無理やり勉強し続けることで、全身にじんましんが出てきました。皮膚科に診てもらったところ「ストレスの可能性がある」と言われました。まさにそのとおりです。また、夜寝ると夢の中で解けない問題に苦しむ夢を度々見ることがありました。本当にキツかったのだと思います。
数的処理の対策 でも同じようなことを講師の方に聞いているのですが、この科目においても真剣に悩んだ結果、聞いてしまいました。
ミクロ経済学とマクロ経済学を勉強せずに合格する方法はありませんか。
講師の方の答えはもちろん「そんな方法はない」とのことでした。この答えが来ることは分かっていましたが、それでも聞いてしまうくらい悩んでいたのです。
ちなみに、国家一般職であれば専門科目は選択制になっているため、ミクロ経済学とマクロ経済学以外の科目を選択して挑むことは可能です。ただ、他の国家公務員や地方上級の試験では出題されるため、やはり避けて通ることはできません。どの試験でどの科目が出るのかは 公務員試験の科目一覧 で確認できます。
徐々に解けるようになっていく
ひたすら問題集を解き続け、年明け頃には問題集を3周ほど終わらせました。その頃から、問題を見た時にどのように解いていくのか思い浮かぶようになっていき、基礎的な問題は少しずつ解けるようになっていきました。
- 1周目=ほとんどの問題が分からず何度も解説を読む
- 2周目=少しだが解けるようになる
- 3周目=2周目よりも解ける問題が少し増える
このように、周数が増えるごとに解ける問題が少しずつ増えていきます。時間はかかりますが、徐々に解けるようになっていくのはとても嬉しかったです。ただし、ミクロ経済学とマクロ経済学という学問を理解しているというよりは、問題を見て解法を当てはめるだけ、というような感じで、応用力がなかなか身につかなかったです。
本試験ではある程度得点できた
時間が経ち、本試験が始まりました。その時には問題集を8周ほど終わらせていました。結構頑張ったと思います。8周までいくと、問題を見てパッとすぐに解法が浮かぶくらいになりました。試験の結果は、約6割くらい正解できていました。もっと得点できると良かったのですが、苦手科目で6割なら悪くないと思います。
捨てようとしていた科目で6割は、すごいです。
それでもこの年は全部落ちました。理由もはっきりしています。
全落ちした話 に書いたとおり、結果的にどの試験も不合格となってしまいましたが、頑張り続ければ解けるようになることが分かりました。この時の不合格の要因としては、ミクロ経済学とマクロ経済学に勉強時間をかけすぎて、他の科目が少しおろそかになってしまったことだと思います。
私の場合は理解することよりも数多くの問題を解くことを優先し、ひたすら問題集を繰り返し解きました。結果として問題は解けるようになったものの、かなりの時間をかけてしまうこととなりました。この解決方法については「解法を当てはめるのではなく、理解して解く」ということが解決方法になると考えています。その話は後半に書きますので、まずはそこに至るまでの苦戦の記録を読んでみてください。
公務員浪人の時の勉強

大学4年生での試験は不合格となり、公務員浪人をすることを決め、2回目の受験に向けて勉強を始めます。この年、私はこの科目でひとつの壁を越えました。解けるようになることと、理解できるようになることは別だと気づいた年でもあります。まずは使ったテキストの話からです。
テキストは1回目と同じものを使った
この時に使っていたミクロ経済学とマクロ経済学のテキストと問題集は、1回目の受験の時と同じ大原専門学校のテキストです。
新しいテキストを使うことも考えましたが、1年で内容が大幅に変わることはないだろうということと、使い慣れているテキストを使いたいという思いがあり、同じテキストを使うことにしました。
配分を変えてひたすら問題集を解く
公務員浪人の時の勉強方法は、1回目の受験の時と変わらず「ひたすら問題を解く」という方法です。ただし、時間の使い方だけは変えました。
1回目の受験ではミクロ経済学とマクロ経済学に勉強時間をかけすぎて、他の科目がおろそかになったことが不合格の原因だと分析しました。その反省を活かし、日々、決めた問題数をコンスタントに解いていき、残りの時間を他の科目の勉強時間にあてることにしたのです。勉強時間の配分の考え方は 勉強計画の立て方 にまとめています。
20周でようやく理解ができた
本試験までに最終的に問題集を20周終わらせました。基礎的な問題等、すぐに解ける問題が多くなったため、1周終わらせるのにそこまで時間がかからなくなったので、ここまで終わらせることができたのもありますが、それでもかなり頑張ったと思っています。
この時に、問題を見て解法が浮かぶのはもちろんのこと、ようやく「理解」ができるようになりました。なぜそのような計算になるのか、そのような結果になるのか。理解ができたことで応用的な問題も解けるようになっていきました。

2回目の本試験は約7割
時間が経ち、2回目の本試験が始まりました。結果は公務員浪人の実際に書いたとおりです。2回目の受験では約7割を得点することができました。基礎的な問題はほぼ解け、応用が多少入った問題も解けるようになったため、得点率が上がったのです。
6割から7割に上がったんですね。
上がりました。理解できると、見たことのない問題にも手が出るようになるんです。
入国管理局在職中の時の勉強

とても時間がかかったものの、苦手なミクロ経済学とマクロ経済学を得点できるようになりつつ、入国管理局に無事に就職できました。ところが、働きながらの受験に書いたとおり、私はさらにもう1回受験しています。この3回目の勉強で、私はもっと早く気づくべきだったことに気づきました。
新しい問題集に変えた理由
3回目の受験を決め、勉強を始める時に悩んだのが、使用する問題集です。大原専門学校の問題集をそのまま使おうと思ったのですが、1回目の受験から2年経過しているということと、使い倒してボロボロになってしまったため、新しい問題集に変えることにします。
そこで選んだのが「新スーパー過去問ゼミ」のミクロ経済学とマクロ経済学です。この問題集を選んだ理由としては、専門科目の法律ではもともと同じシリーズの問題集を使っていたため馴染みがあったことと、独学の受験者に1番使われているということです。
解き始めて気づいたこと
問題集を解き始めてすぐに気づいたことがありました。それは「解説がとても分かりやすい」ということです。解法の説明と、なぜそのようになるのかという理解のための説明のバランスがとてもよく、そして何より初心者でも分かりやすいような、内容を噛み砕いた説明がされています。
問題集を20周終わらせた私でも「なるほど、そういうことだったのか」と気づくような内容がありました。逆に言えば私は20周問題集を解いて理解したつもりになっていたけれど、実は理解できていなかったことになるのでしょう。
3回目の受験の結果は2回目とほぼ変わらず約7割の得点でしたが、理解が加わったことで多少難易度の高い問題にも対応できるようになりました。早いうちにこのことに気づいていれば、もっと早く理解が進んで、少ない時間で問題が解けるようになっていたと思います。
ユウの経験から分かること
この経験から私は「自分の理解度に合ったテキストや問題集を探し、理解しながら勉強していくことが大切」ということを感じました。
私の場合はこの科目の内容が全く分からず、テキストを読んでも理解ができなかったため、問題集をひたすら繰り返し解くことで無理やり解法を覚えました。結果として、最終的に得点できるようになったものの、とても時間がかかりました。しかし、自分の理解の度合いを考え、自分に合ったテキストや問題集を選ぶことで理解が早くなり、少ない時間で得点ができるようになると思います。
私に合っていた問題集は「新スーパー過去問ゼミ」でした。私に合うくらいなので、この科目が苦手な人にはおすすめします。仮に合わないとしても、他にも合うテキストはあると思うので、この科目が理解できなくて悩んでいる人は、自分の理解度に合うテキストを探してみることをおすすめします。
理解の度合いに合わせることが大切
また、誤解されないように書いておきたいと思いますが、私の使っていた大原専門学校のテキストや問題集が分かりにくいというわけではありません。初学者であり、もともと計算やグラフが苦手な私には内容が難しかったため、当初の私のレベルではなかなか理解ができなかったということです。
同じ公務員講座の人は「大原専門学校のテキストは難易度の高い問題にも対応できるからすごくいい」と言っていました。その人はとある政令指定都市の経済職を目指しているため、ミクロ経済学とマクロ経済学には特に力を入れていたのです。他にも大原専門学校のテキストや問題集でしっかり理解し、得点できている方は大勢います。
同じ教材でも、人によって合う合わないがあるんですね。
そうなんです。教材が悪いのではなく、その時の自分と合っていなかっただけでした。
その時のレベルや、目指す試験は人それぞれです。繰り返しにはなりますが、その時の理解の度合い等を考え、まずは自分に合うテキストや問題集を選んでください。
経済学の勉強のよくある質問

ここまで3回の受験の記録を書いてきました。それでも、いま手が止まっている方には不安が残ると思います。最後に、この科目についてよく出る疑問をまとめておきましょう。
ミクロ経済学とマクロ経済学は捨ててもよいですか
国家一般職であれば専門科目は選択制になっているため、この2科目以外を選択して挑むことは可能です。ただし、他の国家公務員や地方上級の試験では出題されるため、やはり避けて通ることはできません。
問題集は何周すれば解けるようになりますか
私の場合は3周ほどで基礎的な問題が少しずつ解けるようになり、8周で問題を見てパッと解法が浮かぶようになりました。1回目の本試験では約6割を得点しています。周数が増えるごとに解ける問題が少しずつ増えていきます。
テキストを読んでも理解できません
私もそうでした。そのため、問題を見てしばらく考え、分からなければ解説を見て、解説に従って解いていくやり方に変えました。学問として理解するよりも、まず解法を覚えることを優先した形です。
解けるようになれば理解できているということですか
別のものでした。私は8周の時点で解法は浮かぶようになりましたが、応用力は身につきませんでした。20周してようやく、なぜそのような計算になるのかが理解できるようになり、応用的な問題も解けるようになりました。
どの問題集を使えばよいですか
私に合っていたのは「新スーパー過去問ゼミ」でした。解法の説明と理解のための説明のバランスがよく、初心者にも噛み砕かれています。ただし人によって合う合わないがあるため、自分の理解度に合うものを探してみてください。
勉強しすぎて体調を崩しそうです
私は解けない問題を毎日無理やり勉強し続けた結果、全身にじんましんが出ました。皮膚科でストレスの可能性があると言われています。夢の中で解けない問題に苦しむこともありました。同じようになってほしくありません。不調のなかでは効率よく勉強できません。一生懸命やることは大切ですが、体調を整えることも同じくらい大切です。つらいと感じたら、少しペースを落としてください。
この科目に時間をかけすぎるのが心配です
私の1回目の不合格の要因は、まさにそれでした。この2科目に時間をかけすぎて、他の科目がおろそかになったのです。2回目は日々の問題数を決めて、残りの時間を他の科目にあてるようにしました。
ミクロマクロ経済学の経験談のまとめ

今回の記事では、私の1回目の受験から3回目の受験にかけてのミクロ経済学とマクロ経済学との付き合い方を書かせてもらいました。私は本当にこの科目が苦手で、どうしたらいいのか真剣に悩みました。
そして、理解することをやめ、解けない問題集を解説を読みながら無理やり解き続け、解法を覚えるというやり方をしました。何周も問題集を解き、何とか得点できるようになります。しかし、とても時間がかかりました。
3回目の受験に向けて勉強する際、問題集を「新スーパー過去問ゼミ」に変えて勉強したところ、解説の分かりやすさに驚きました。初学者であり、理解力が低く、計算やグラフが苦手な私にとって、この科目を理解するにはとても分かりやすい説明でした。使いながら勉強したところ、理解が進み、より多くの問題を解けるようになったのです。
- 解けなくてもとにかく繰り返し解けば解けるようになる
- その時の自分の理解の度合いを考える
- 自分に合うテキストや問題集を探して勉強する
- この科目に時間をかけすぎない
私はこの科目を目の当たりにして公務員試験を諦めかけました。そして、私の周囲ではこの科目がキツくて諦めた人もいます。しかし、頑張れば必ず得点できる科目のため、諦めずにコツコツと頑張っていきましょう。
具体的な勉強のやり方は 経済学の対策 に、同じく苦手な人が多い数的処理については 数的処理の対策 にまとめています。私の経験談が参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

